【大河ドラマ連動クイズ】『べらぼう』に登場する花魁は一晩おいくらだった?

「三度会って口説く」という厳しいしきたり

正解は約15万円。

吉原の遊女と遊ぶ代金は揚代(あげだい)と呼ばれ、最上級の花魁で金一両一分(約15万円)、新米の下級遊女で1万6000円程度だったようです。

ただし、酒や料理代をかけて派手に遊んだ場合、一晩100万円以上かかることも珍しくなかったといいます。

【花魁は選ばれし教養人だった】
花魁は単なる遊女ではなく、容姿端麗であることはもちろん、舞踊、音曲、書道、茶道、生け花、和歌など、さまざまな芸事や教養に秀でていることが求められました。客は彼女たちとの会話や芸を楽しむために、高額な費用を払います。

また、そのいでたちや振る舞いから江戸の町のファッションリーダーでもあったと言われています。

【すぐに男女の関係になれたわけではなかった】
吉原には「三度会って口説く」という厳しいしきたりがあり、花魁に会うには、お金を払えばすぐに会えるわけではありませんでした。

まず初回は客が花魁を指名し、揚屋(あげや)で顔合わせをする。この時は会話だけで、手は触れられません。また、二度目の呼び出しの際も、まだ男女の関係にはなれず、三度目の呼び出しでようやく男女の関係になれたのです。

ただし、花魁には客を選ぶ権利があり、気に入らない客は何度呼ばれても相手にしなかったと言われます。

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