コカ・コーラ自販機事業881億円の赤字“コーラ200円時代”に自販機をお得に使う神ワザ

コカ・コーラ自販機の補充車(撮影/週刊実話Web)
コカ・コーラ製品の製造・販売を行うコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスが大赤字に陥った。要因は、誰もが街で目にする赤い自販機だ。

同社は8月1日に決算を発表したのだが、2025年1月~6月期の連結決済で最終損益は658億円の赤字に。

前年同期の2.9億円赤字から大幅に拡大し、通期の同損益も従来予想の110億円の黒字から485億円の赤字に下方修正することになった。

この要因は、全国に約65万台を設置する自動販売機。近年、台数を減らすなど効率化を進めているが、自販機事業で2025年1~6月期に881億円の減損損失を計上したことが足を引っ張った。

それもそのはず、現在、コカ・コーラの自販機はとても利用したいと思えるような値段ではない。

日本の自販機は廉売の機種でもない限り、500mlペットボトル150円という時代が長らく続いていた。

しかし、ここ数年は消費増税や円安、燃料費高騰といった物価高で、コカ・コーラやアクエリアスなどの500mlボトルは180円の販売機も多い。
コカ・コーラ自販機。500mlボトルでなんと180円!(撮影/週刊実話Web)
さらに10月出荷分より20円値上げすることが発表されており、秋から“コーラ1本200円時代”に突入する。今までなら、観光地の自販機でしかありえなかったような価格設定だ。 

看板のコカ・コーラに関しては、2021年より500mlボトルを自販機限定サイズにしており、スーパー・コンビニなどでは350mlか700mlのボトルしか取り扱っていない。そして700mlボトルは、多くの販売店で100円~120円ほどで販売されている。 

どちらがお得か誰でも分かるものであり、「路上で買える」「容量がちょうどいい」といった利点をふまえても、わざわざ自販機で買う機会は、よほどのことがない限り少ないだろう。 

そんな割高感のあるコカ・コーラ自販機だが、実は、お得に利用できる手段が存在する。 

日常生活を送っているだけで自販機ドリンク無料券 

それは、コカ・コーラ社の公式自販機アプリ「Coke ON(コークオン)」だ。 

これは対応自販機でキャッシュレス購入するためのアプリなのだが、初回インストールすると、ドリンク1本無料引き換え券がプレゼントされる。 

自販機でもコークオン利用を呼びかけている(撮影/週刊実話Web)
この時点で、まず180円分の機会費用を得られるが、真髄はスタンプ機能だ。

スタンプはドリンク購入やアプリ内のミニゲーム、誕生日などでゲットでき、15個溜まるとドリンク1本無料引き換え券がプレゼントされる。

このスタンプをもっとも安上がりに溜める方法は“歩くこと”だ。

アプリは歩数計と連動しており、月~日曜日の1週間で3万5000歩を達成すると、スタンプが1つプレゼントされる。1日5000歩は普通に通勤通学していればクリアできるため、簡単に達成可能だ。

この週は職場と家の往復程度だが歩数ノルマをクリア。
さらに、現在はガールズグループ・XGとコラボイベントを開催中で、コカ・コーラのキャップ裏に刻印されたコードを打ち込むごとに、スタンプが1個手に入る。

キャップ裏コードのついた対象製品は購入場所を問わないため、スーパー、コンビニ、知人の家でキャップ裏をチェック・入力すればスタンプが溜まっていく。

例えば初回なら、アプリインストールでもらった無料引き換え券でコカ・コーラに交換すると、アプリ利用購入として1個、その後、キャップ裏のコードを入力すれば2個目のスタンプを溜められる。

このように歩数やキャップ裏コードでスタンプは簡単に溜まっていく。日常生活を送っているだけで、1カ月に1枚は無料引き換え券をゲットできる感覚だ。物価高や猛暑の時代、これは価値のあるライフハックといえる。
徒歩やキャップ裏コード、リアルゴールドの購入などでスタンプが15個溜まり、無料引き換え券をゲット。かかったのは1カ月ほど。
ドリンクを買わずに歩くだけでも、約15週につき最低1本のコカ・コーラ自販機製品が手に入る。自販機コーラ200円時代を目前に控えた今、有効活用しない手はないだろう。