セミ乱獲被害が都内公園で多発! 外国人グループ間で“高級食材”として流通か

AIで生成したイメージ
東京都内の公園ではセミの幼虫の採取を禁止する張り紙が出されている。

その一つが、猿江恩賜公園(江東区)。1924年に昭和天皇のご成婚を記念して東京市(現在の東京都)に下賜され、’32年に開園した由緒ある公園だ。

「猿江恩賜公園でセミの幼虫が乱獲されたという産経新聞の報道を見て立ち寄ってみたら、『採取禁止』を呼びかける張り紙が約30カ所に設置されていた。
公園関係者に話を聞くと、深夜、数人の男たちがセミの幼虫を捕っているらしく、注意すると片言で『日本語。分からない』と言って立ち去ったそうです。
採取禁止の張り紙は英語と中国語、韓国語も表記。外国人グループの仕業のようです」(近隣在住フリーライター)

猿江恩賜公園だけではない。木々が生い茂っている都内の公園には、セミの幼虫を乱獲する外国人グループが出没しているという。

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「ちょっと肉を加えたり、パクチーを多めに入れたらいいよ」

「セミの羽化を楽しみに幼虫を捕獲する親子連れは、夜8〜9時くらいに虫かごを持ち懐中電灯を照らしているから区別できるそうです。セミの幼虫を乱獲する輩は、深夜にビニール袋に何十匹も入れている。
2018年には埼玉県川口市内の公園で中国人グループの幼虫乱獲が問題となり、西川口のチャイナタウンの店で提供されていた。都内の公園での大量捕獲も、食用目的でしょう」(昆虫ライター)中国山東省ではセミの幼虫の“素揚げ”が伝統料理になっており、高級食材として珍重されているという。

中国の大手メディアでは「セミの幼虫が人気」という記事があるうえ、「ちょっと肉を加えたり、パクチーを多めに入れたらいいよ」などのレシピを伝授するSNS動画もある。

「千葉県市川市の江戸川河口では毎年、外国人グループが牡蠣をその場で剥いて食べ殻をポイ捨てするため、土手に遊びに来た子供たちがケガをする事故も後を絶ちません。都内の公園では、セミの幼虫を乱獲して子供たちの夢を奪っている。許せませんよ」(同)

都立公園内で動植物の採取は都条例違反、取り締まり強化が急務だ。

「週刊実話」8月21・28日合併号より