『ジャングリア沖縄』の評価がメディアと一般人で分かれるワケ

ジャングリア沖縄の公式サイトより
7月25日にオープンした沖縄県のテーマパーク『ジャングリア沖縄』のメディア評価と一般評価が割れている。

『ジャングリア沖縄』は元ゴルフ場に造られた施設で、22のアトラクションやショーが楽しめる大自然没入型テーマパーク。USJの経営再建を成功させたとされる株式会社「刀」が関わっており、一部報道では15年間で約7兆円の経済効果を生むと試算されるなど、さまざまな意味で注目を集めていた。

しかし、オープン直後からGoogleの口コミやソーシャルメディアで、利用者から批判的なコメントが多数投稿されている。

具体的には「アトラクションの待ち時間が長い」「食事の待ち時間が長い」「サーバーエラーで整理券が取れない」「イメージ画像と違いすぎる」といったもの。

しかも、Googleマップに寄せられたクチコミが一時的に閲覧できなくなり、施設が削除したのではないかと憶測が出る事態に発展。実際のところはGoogleがポリシーに反する不適切投稿が増加したので削除したと明らかになったが、オープンから何かとドタバタしている。

一方でテレビ番組をはじめ、体験したインフルエンサーなどからは絶賛の声ばかりあがっている。なぜ、一般利用者との間で差が出ているのだろうか?

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アトラクションは好評な『ジャングリア沖縄』 

「番組撮影やPRなどで招待されたYouTuberや有名人は、アトラクションに並ぶことがない。宣伝もかねて悠々とアトラクションで遊べるのですから、おもしろいと絶賛するのは当たり前です。
利用者からの苦情は『アトラクションに乗れない』『ご飯が食べられない』など、待ち時間への苦情ばかり。アトラクション自体はおもしろいと好評なので、来園者が多すぎるのが問題のようです」(民放関係者) 

とはいえ、まだメディアでは褒め称える記事ばかり目立つ状況だ。 

今後、夏休みやお盆シーズンで来場する観光客も増えそうだが、否定的な投稿が増える可能性がある。 

「現代においてメディアやインフルエンサーの情報は、広告として見た方がいい。かといってソーシャルメディアや口コミの情報も、実際に足を運んでない人でも書けるので絶対的に信頼はできません。
フリーライターのヨッピー氏は、Yahoo!ニュース配信のエキスパート記事で課題点を具体的に描いており、改善点も挙げている。そういった課題や問題定義をしている記事を読んだほうが、施設に行った時のためになります」(ウェブマーケター) 

『ジャングリア沖縄』だけでなく、古今東西どの施設でも情報収集が大切な時代だという意識が浸透してほしいものだ。