佐藤輝明に阪神OBが嘆き節! 身に着けてほしい正しい作法

佐藤輝明(本人のインスタグラムより)
球宴でも規格外の大アーチを見せた佐藤輝明の勢いが止まらない。

「阪神は後半戦も絶好調で2位の巨人とは11ゲーム差(7月30日現在)。8月上旬にも優勝マジックナンバーが点灯しそうです」(在阪記者)

その原動力となっているのが、主砲・佐藤だ。

前半戦の成績を振り返ってみると、本塁打25、打点64はリーグトップ。三振数がすでに3桁に到達しているのはご愛嬌だとしても、本塁打王のタイトル奪取はほぼ間違いないだろう。

しかし、佐藤のバットから豪快な一発が放たれる度に聞こえてくるのが、「誰か教えてやれよ」の声。それも身内の阪神OBから多く聞かれる嘆きだという。

「佐藤はホームランを放った後の『確信歩き』でも有名になりました」(同)

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サトテルは確信歩きについて勉強すべき?

確信歩きと聞いて思い出されるのが、6月15日の楽天戦でのこと。

ホームラン性の当たりを放った佐藤はスタンドインを確信し、一塁に向かって歩き始めたが、打球は右中間フェンスを直撃。慌てて走り出したものの、一塁でストップすることに。

結局、無得点に終わり「佐藤が最初から走っていて、二塁に到達していれば、もう1点が入っていた」と指摘された。

当日の解説者を務めていた阪神前監督の岡田彰布氏も「論外!」と厳しい口調で叱責。以後、佐藤は確信歩きをやめたが、それこそが「分かっていない証拠」だという。

「ホームラン性の打球を打った瞬間、歩いてもいい場面と、そうでない場面があります。その分別ができていません」(球界関係者)

スタンドインが大前提となるが、前者の「歩いてもいい場面」とは、ポール際の打球。フェアかファールかを見極めるためで、6月の楽天戦での佐藤は、右中間の完全なフェアゾーンの打球でも確信歩きをしていた。

また、以後に改めた後もポール際の打球でも走っているから、「分かっていない」と酷評されるわけだ。

「伝統球団の4番でもありますし、それくらい分からないようでは…」(同)

球宴第2戦で佐藤はあわや場外という大飛球をライトポール際に放り込んだ。

このときは立ち止まって打球の行方を見てからダイヤモンドを一周した。打球に速度があったため、確信歩きを始める間もなかったが、この飛距離が佐藤の魅力なのである。

ステップアップするためにも、確信歩きについて勉強すべきだろう。

「週刊実話」8月14日号より