『24時間テレビ』スポンサー問題 直面する日産赤字の余波

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日本テレビの『24時間テレビ』(8月30日、31日放送)が大ピンチに直面している。今ごろになって重要スポンサーをめぐり、トラブルが生じているというのだ。 

「1978年の第1回放送からメインスポンサーを担ってきた日産が困ったことになっているのは、ご存じのことでしょう。
代理店を通じて今年もメインスポンサー契約を済ませているんですが、今になって修正案が出てきたという。
その内容は広告費の減少。制作サイドは規模の縮小や、イベント企画の見直しを迫られている」(広告代理店幹部) 

日産をめぐっては、最終赤字が6700億円以上であることが5月に発表されたばかり。 

そればかりか、2027年度までに日産グループ全体で約2万人にも及ぶ人員削減を公表済みだ。 

「神奈川県横須賀市にある主力の追浜工場の閉鎖。平塚市にある子会社・日産車体の湘南工場も生産委託を終えることが発表されました。
今の日産は生きるか死ぬかの瀬戸際なんです」(経済紙デスク)

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永瀬廉と浜辺美波も出るのに… 

この事態に慌てているのが日本テレビという次第だ。 

すでに今年度の『24時間テレビ』はくりぃむしちゅーの上田晋也、羽鳥慎一、同局の水卜麻美アナが総合司会を担当する。 

さらに、チャリティーパートナーとして氷川きよし、King & Princeの髙橋海人と永瀬廉、浜辺美波、志尊淳、やす子、長嶋一茂らが務めると発表されている。 

「目玉は能登半島の復活チャリティー企画や嵐のサプライズコンサート、さらに長嶋茂雄さんの追悼コーナー。そしてチャリティーマラソンと、番組企画は目白押しです」(制作幹部) 

 日テレの心配をよそに、日産社内においても『24時間テレビ』に対するスポンサードが問題視されている。 

「社員をリストラするというのに『24時間テレビ』にウン十億円。地球を救う前に日産を何とかしてくれという話だ」(日産関係者) 

“やっちゃえ日産”とはいかないようで…。 

「週刊実話」8月7日号より