フジテレビ入社志願者“爆増” 危機的状況でも殺到する裏事情

フジテレビ (C)週刊実話Web
中居正広氏をめぐる元女性アナウンサーとのトラブルが、経営問題にまで波及したフジテレビ。現在も危機的状況下にも関わらず、同局の人事関係者らが安堵の溜息を漏らしている。にわかに信じがたいのだが、新卒の志願者が爆増しているというのだ。

「営業やコンテンツビジネス部門を除く部署で、学生のインターンを6月締め切りで募集。例年ならば3000人弱の応募だが、この年に限って4000人近い志願者が集まったそうです」(フジ関係者)

さらに局内の注目を集めているのが、来年1月に締め切られる2027年度4月期入社の本採用試験だ。

通年なら3万人近い学生が志願するが…。

「このペースだと、4万人近い学生が集まるかもしれない。いい意味で期待を裏切るニュースです」(同)

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現在のフジテレビは穴場企業?

フジテレビといえば2024年度の決算において、前年度の36億円の黒字から一転、328億円もの巨額赤字に転落した。

「厳しい事情は学生でも知っている話。スポンサーが戻らずCM再開が叶わなければ、いずれ経営が危うくなってくるわけですから」(業界ウォッチャー)

そんな状況下でもフジテレビが魅力的に映った理由は何なのか…。

「一つは、フジテレビが所有するIP(知的財産)が学生らに魅力的に映ったこと。ホリエモンも絶賛しているように、フジが所有しているアニメやドラマ、映画、バラエティー番組などのコンテンツは宝の山だということです」(制作関係者)

実際に中居問題が発覚した後も、同局の株価は急落するどころか高止まりしたままなのだ。

「投資家たちがフジテレビの優良コンテンツの魅力に気が付いたからです。こうした情報は学生の耳にも届いている」(経済紙デスク)

そしてもう一つの理由は、現在のフジテレビは穴場企業と考えたからだ。

「めざとい学生は、一連のフジショックで志願者が激減すると見込んだんです。だが、結果的に同じことを考える学生らが殺到したわけです」(事情通)

不死身テレビ。

「週刊実話」8月7日号より