菅野智之SFジャイアンツ移籍へ 原前監督の緊急渡米、孫正義氏の後押しで加速!

菅野智之 (C)週刊実話Web
【オールスター裏スクープ(1)】
巨人前監督の原辰徳氏が緊急渡米し、菅野智之投手の「サンフランシスコ・ジャイアンツ」移籍が確実となった。これを後押しするのがソフトバンク会長の孫正義氏。いったいMLBとオールドルーキーに何が起こったのか?(全2回中の第1回)

オリオールズがエースの菅野を放出か

MLBは日本球界とは異なり、シーズン途中の夏場にトレードが活発になる。優勝が狙えるチームと来季に目標を切り替えるチームとの色分けが進むからだ。

トレードのデッドラインとなる7月31日(日本時間8月1日)が近づき、今春、巨人から1年契約、年俸約20億円でボルティモア・オリオールズに移籍した菅野智之のトレードが風雲急を告げている。

昨シーズンはブルージェイズの菊池雄星が、7月29日にアストロズへトレードされ、その効果でアストロズはプレーオフに進出。原動力となった菊池はオフにFA資格を得ると、エンゼルスと3年6300万ドル(約93億円)の契約を結び、ステップアップした。

今季の駆け込みトレードの目玉選手は、オールドルーキーの菅野だ。前半戦だけでチーム最多の7勝(5敗)を挙げたが、チームは早々に放出方針を固めているという。

「ア・リーグ東地区のダントツ最下位で、ポストシーズン進出が望めないからです。実質エースの菅野を放出し、若手有望選手1〜2人と金銭を得ようという算段。MLBの常套手段です」(スポーツ紙記者)

【関連】“貧打線”巨人にホセ・バレロ電撃加入か オリオールズとマイナー契約から一転 ほか 

孫氏はSFジャイアンツを側面支援

ポストシーズン進出に躍起のヤンキース、レッドソックス、パドレス、ジャイアンツは、菅野の獲得に虎視眈々。先発もロングリリーフも可能で経験値が高く、投手陣の低迷でナ・リーグ西地区首位のドジャースも狙っている。

そんな中、緊急渡米したのが菅野の伯父(母親の実兄)で前巨人監督の原辰徳氏だ。

7月10日(日本時間11日)、米メリーランド州ボルティモアを訪れ、菅野が先発したメッツ戦を観戦。当初から予定していた渡米で前日に顔を合わせ、会話をしたというが、時期が時期だけに「移籍の相談か」と取材陣が気色ばんでいる。

巨人のスター選手で監督を通算17シーズン務めた原氏は、MLB事情にも詳しく、人脈も豊富だ。

「代理人筋によれば、原氏が推しているのが、サンフランシスコ(SF)・ジャイアンツ。その確認と助言のため、緊急渡米したようです」(米駐在の記者)

「確認」とは、ソフトバンクグループの孫正義会長の意向伝達と確認だという。今年に入り、孫氏はSFジャイアンツに肩入れし、側面支援している。

オールスター裏スクープ(2)】へ続く

「週刊実話」8月7日号より