女子児童盗撮事件、37歳の横浜市立小学校の教師を盗撮した罪で起訴

AIで生成したイメージ
盗撮した女児の性的画像などをSNSのグループに送信し共有したとして、名古屋市立小学校の教師・森山勇二(42)と、神奈川県横浜市立小学校の教師・小瀬村史也(37)が逮捕されたのは6月24日のこと。7月11日、児童を盗撮した罪で小瀬村は起訴された。

警察によると、2人はそれぞれ去年9月〜今年2月、愛知県内と神奈川県内の施設内で女子児童の下着を盗撮し、その画像をSNSのグループチャットに投稿、共有した疑い。

グループには2人を含む小学校や中学校の教員10人近くが参加していたとみられ、捜査関係者によると、森山容疑者が秘匿性の高いアプリを使用しグループを開設、管理していたという。

少なくとも70点の画像や動画が確認され、児童の顔写真を使う「性的ディープフェイク」も含まれていた。

携帯電話の解析で犯罪グループを特定

森山容疑者は、学校では教頭に次ぐナンバー3の「主幹教諭」で、クラスの担任ではなく校外学習の引率などを担当していた。校外学習中に女子児童を盗撮したとみられている。警察の調べに対し、2人は容疑を認めており、森山容疑者が「学校のデジタルカメラで盗撮した」、一方の小瀬村被告は「自分のスマートフォンを使っていた」といった趣旨の供述をしているという。

また、この事件に絡み、名古屋地検は6月26日までに、メンバーの1人で名古屋市立小学校の教師・水藤翔太被告(34)が、体液を勤務校の児童のリコーダーに付着させたり、給食に混入させたりしたなどとして、不同意わいせつや器物損壊などの罪で追起訴されている。

水藤被告の携帯電話を解析し、グループの存在が明るみに出たという。

子供の成長に寄り添うべき小学校教師による許し難い犯行、断じて許されるべきではない。

「週刊実話」7月24・31日合併号より

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