“貧打線”巨人にホセ・バレロ電撃加入か オリオールズとマイナー契約から一転

東京ドーム (C)週刊実話Web
勝率5割ラインを行ったり来たり…。苦しい展開が続いている阿部巨人だが、その原因は「打てない」「点が入らない」に尽きる。

「主砲・岡本和真をケガで欠き、その後4番を務めた吉川尚輝もコンディション不良で、連続スタメン出場が途切れました」(スポーツ紙記者)

助っ人外国人のヘルナンデス、キャベッジにも一時期ほどの勢いはない。

80試合を終了した時点でのチーム打率は2割4分1厘(リーグ3位)。総本塁打数46本はリーグトップだが、三振606個はワーストだ。

チャンスに弱いことの確固たる証拠は得点圏打率。2割2分1厘と低く、ここまでの1試合平均得点は2.75点しかない。

つまり、先発投手陣がQS(6回3自責点以内)を記録しても、勝ちにつながらないのだ。

そんな“貧打線”の巨人を指して、周囲から聞こえてくるのが、「今年もやっぱり?」の声。近年、巨人はシーズン途中での外国人選手獲得を続けてきた。

今では“夏の風物詩”のようにも語られており、「今夏も緊急補強に動くのでは」とささやかれているのだ。

ホセ・バレロが巨人に電撃加入か

奇しくも米メディアが、こんな「日本球界の情報」を伝えていた。

《バレロが日本でキャリアをやり直す決意を固めた。NPBの1球団が彼と交渉している》

元キューバ代表、6月末にカージナルスから40人枠の登録を外された右のスラッガー、ホセ・バレロのことだ。バレロの日本行きを報じたのは、『トレードルーマー』。MLB選手のトレードや各球団の補強策などに重点を置いている野球メディアだ。

「バレロはトッププロスペクト(有望な若手)でした。近年は打撃不振でしたが、マイナーでは3割近い打率も残しています。長打力もあります」(特派記者)

カージナルスでは主にショート、センターを守っていたが、キューバ時代は二塁手だった。

前出の特派記者によれば、「マイナーではサードも守っていた」とのことなので、内野はどこでもOKなのだろう。

7月6日にオリオールズとマイナー契約を結んだが一転、巨人入りの可能性もある。

「メジャー登場時の名前はホセ・ガルシアでした。改名した『バレロ』は、コロナで亡くなった母親の名前です。家族思いで努力家」(同)

強肩ではあるが、三振がやや多いのが気になる。孝行息子を得た後、巨人打線が上向きになればいいが…。

「週刊実話」7月24・31日合併号より

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