28歳美容師が義兄と壮絶不倫 子どもを身ごもり実家を追われ、両親と音信不通に

 

「実は義兄とこっそり連絡をとっていたんです」

従姉妹は亜紗さんの名前で勝手に産婦人科に中絶手術の予約。当日、病院へ彼女を連れて行ったが亜紗さんは従姉妹の目を盗んで病院を抜け出し、そこから逃亡生活が始まったという。

手助けをしたのはA氏である。

「手段については言えませんが、実は義兄とはこっそり連絡をとっていたんです。病院には義兄に迎えに来てもらいました。
それからしばらくはウィークリーマンションやビジネスホテルを転々とし、義兄の知り合いの名義でアパートを借りて生活するようになりました。貯金を切り崩して生活していましたが、義兄にも援助してもらっています」

その後、妊娠を継続していた亜紗さんは、安定期に入ったこともあって近所の美容院で働き出した。

「オーナーに事情を話したら、出産まで働いていいと言われたんです。産休なんてとれないので、陣痛が来るまで働いていました」

また、「病院では見つかるかも知れない」と考え、助産師が個人で営む産院で出産したという。

「出生届けを出した後、二度ほど転居しました。
家族には子どもが生まれたことはバレてると思いますし、その気になれば私を見つけることも不可能ではないと思うのですが、家族から連絡が来ることもなければ、そのことで義兄が追及されることも、今のところないようです。
姉は義兄にベタ惚れなので、義兄さえ家にいてくれれば私や私が産んだ子どものことなんてどうでもいいと思っているのかも知れません」

話を聞く限り、A氏が亜紗さんを十分にサポートできているとは思えない。彼女と子どもの今後が懸念されるばかりだ。

取材・文/清水芽々

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清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。