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清田育宏“クビ”で…千葉ロッテ・鳥谷敬いよいよ「背番号1」継承へ

千葉マリンスタジアム
千葉マリンスタジアム (C)週刊実話Web

移籍2年目、千葉ロッテの鳥谷敬に「幕張の背番号1」継承の話が出始めた。正式に話がくれば、ロッテはおろか、虎ファンにとっても望外の喜びに!

ロッテが背番号1・清田育宏外野手との契約解除を発表したのは、5月23日。昨年9月末の札幌遠征中に禁止されていた部外者との会食を球団に報告しなかったこと、その様子を写真週刊誌にスッパ抜かれ、さらに虚偽の説明をしていたこともバレて、1月15日付で「無期限謹慎」を科せられていた。5月1日にその処分が解除され、同12日の二軍戦に実戦復帰したものの、再び不倫デートが報じられたため、球団は「これ以上、清田選手との契約を維持することはできない」とし、〝クビ〟を宣告した。

「厳し過ぎるという意見も内外でありました。でも、広島が集団クラスターに見舞われ、球界全体が『感染防止対策』に敏感になっている時期に、プロ野球をはじめとするプロスポーツ団体は興行を続けるために奮闘していました。ロッテの判断に異論を唱える声は、今のところ他球団から出ていません」(ベテラン記者)

「背番号1を浄化してくれ」

昨年9月、札幌遠征後の10月6日だった。千葉県内で新たに41人のコロナ感染者が確認されたが、うち11人はロッテ関係者。球団は今も悔やんでおり、今回の契約解除に関するイメージダウンを懸念していた。

そこで浮上してきたのが、「新たな背番号1の継承者を」の声だ。阪神時代、背番号1を背負っていた鳥谷を推す意見がロッテファンから沸き上がってきたのだ。

「奇しくも阪神との一戦で、ロッテの交流戦は開幕しました。試合前、鳥谷は早出の個人練習を甲子園球場で行い、矢野燿大監督にもあいさつしています。逆転勝利の突破口となる快打も放ちました」(在阪記者)

昨季は交流戦がなかった。古巣へのあいさつがようやくでき、逆転勝利に貢献したことで、さらに存在感が増したようだ。

「ロッテ移籍後の去年、鳥谷グッズが関西方面で完売状態となりました。阪神ファンはもちろん、他球団のファンも鳥谷に好感を抱いています」(同)

ロッテファンは背番号1というと、かつての盗塁王・小坂誠育成コーチを思い出すという。「鳥谷が継承し浄化してくれ」の声もある。クリーンなイメージのベテランに託された思いには、虎ファンはもちろん、誰も反対しないはずだ。

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