白鵬の新会社設立で“犬猿の仲”元照ノ富士と土俵外バトル

白鵬翔(前宮城野親方) (C)週刊実話Web
前宮城野親方の白鵬翔氏(元横綱)が突如、日本相撲協会を退職して約20日。関係者たちに、それぞれ新たな動きが見られる。

「白鵬氏は6月14日に都内のホテルで自らの40歳を祝うパーティーを開き、『白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社』という新会社を立ち上げたことを発表しました。今後はここを起点に活動していく予定です」(大相撲担当記者)

ただ、早くもキナ臭い動きもある。

「白鵬氏と“世界のトヨタ”の豊田章男会長の親密さは有名。そのトヨタが相撲協会に無償で提供していた優勝パレード用の、世界に1台しかないオープンカーを一度引き取る動きをみせている。白鵬氏のリクエストのようです」(同)

相撲協会は目下、今後の成り行きに神経を針のように尖らせているという。

一方、こちらも活発な動きを見せている。

かねてから白鵬氏との不仲がささやかれている伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)だ。白鵬氏退職で“最も得した男”と呼ばれている。

伊勢ケ浜親方は不仲説を否定しているが…

「本人は『(不仲は)一切ありません』と断言していましたが、目障りな存在であったことは間違いない。白鵬がいなくなり、6月9日に継承したばかりの伊勢ケ浜部屋を自分の裁量でノビノビ運営できる。
さらに言えば、これで将来、一門選出の理事も約束されたようなものです。場合によっては理事長の道も開けるかもしれません。伊勢ケ浜親方にとっては、口には出さないけど、万々歳ですよ」(相撲ジャーナリスト)

そんなバラ色の状況を裏付けるように、名古屋場所前の恒例となっている大阪・堺市合宿では連日、4時間以上も土俵に立って指導するなど猛ハッスル。

「何回、(同じことを)言わせんの」「やろうとしなかったら変わらない」とターゲットにされた熱海富士などはあまりの熱血指導に声も出ないありさまだった。

所属する十両以上の関取数は大相撲界一の7人。伊勢ケ浜親方は「この部屋を、今まで以上に発展させないと」と熱い。

新たな人生を歩み出した2人。第2Rの勝者は?

「週刊実話」7月10日号より

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