巨人・大城卓三トレードか? 出場機会のない“打てる捕手”放出で岡本和真の穴埋め画策

東京ドーム (C)週刊実話Web
読売ジャイアンツの大城卓三に電撃トレードが囁かれている。 

大城は貴重な打てる捕手として、2021年~23年まで3年連続で2桁ホームランを記録。特に23年は自己最多の134試合に出場し、全てにおいて自己最高を更新するキャリアハイとなった。 

この活躍で翌年も正捕手の座は盤石と思われたが、24年に阿部慎之助監督が就任すると出場が激減。今季はソフトバンクから加入した甲斐拓也が正捕手に就き、さらに出場機会が減っている。 

しかも、出場機会が戻りそうな気配もない。

「通常、捕手は2~3枚で回すのが常ですが、現在の巨人は甲斐と大城に小林誠司、岸田行倫を加えた4人体制。試合は甲斐と岸田の併用がほとんで、小林と大城は腐らせているのが現状です」(スポーツ紙セ・リーグ担当記者) 

小林は今季出場ゼロの36歳とかなり首が寒いが、首脳陣の信頼は厚く、放出はありそうにない。 

「小林は出場こそないが、イニング間にバッテリーの話し合いに顔を出すなど“裏方”でチームを支え、實松一成コーチからも絶賛されている。
働きはさながらバッテリーコーチといったところで、このまま退団→コーチ就任が既定路線だと言われています」(野球カメラマン) 

大城はサブポジションで一塁も守るが、それでも出場機会には恵まれず、チームとしても使い所がないのが現状だ。しかし、貴重な打てる捕手として、他球団の需要は高い。 

リチャード不発で貧打解消トレードの第2弾か 

この市場価値を利用し、巨人は大城と引き換えに弱点を補強する意向だというのだ。

「今季の巨人は貧打が深刻な中、主砲の三塁・岡本和真が怪我で長期離脱。トレードで急遽リチャードを獲得しましたが、扇風機状態で思うような結果は出ず、三塁は門脇誠、不調の坂本勇人と3人で回しています。
打てる捕手のトレード市場価値は高いので、持て余している大城を弾に、強打の内野手獲得を画策しているようです」(セ・リーグ球団関係者)

チーム事情のせいで出場がなく、阿部監督からも正当に評価されていない大城にとっても、出場機会を求めて他球団へ移籍することは賢明だろう。

「同い年の甲斐が正捕手に座り、若手の岸田が2番手の今、大城はこのまま巨人にいても出番がない。
現在32歳とベテランに入ってきますし、もともと阿部監督から不当と言ってもいいほど評価されていないので、なるべく早く移籍するほうが本人のためです。
今季は複数年契約の途中ですが、巨人ブランドへのこだわりさえなければ、トレードを志願すべきでしょう」(同)

同じく強打の捕手として名を馳せた阿部監督が大城を干すとは、なんとも皮肉や因果を感じさせる。

トレード期限は7月いっぱい。毎年、期限直前には駆け込みの大型トレードが行われるが、大城も8月からは他球団のユニフォームを着ることになるのだろうか。

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