「進次郎氏は持っていたカードを切っただけ」蝶野正洋が考えるコメ不足の根本的原因

『週刊実話』増刊号を俺の責任編集で作ろうか

ここ最近のニュースは、コメが足りないということばかりだったけど、長期的に見ればコメ離れというのも進んでいたんだから。

俺個人でいうと、コメを食べる量は減っている。

以前は肉や魚料理といったメインのおかずに、たっぷりのご飯がないと満たされなかった。

だけど、最近は食事の最後に、お新香でちょっとコメをかき込むぐらいで十分と感じるようになってきた。

水分補給だって、若いときは喉が渇いたらガブガブ飲んで、お腹タプタプになっていたけど、今は一口飲めればそれでいい。

俺ら世代は古古米でもなんでもいいから、若い人が安くて美味いコメをたくさん食べられるようにしたほうがいいよ。

俺ら世代はタフだから、ちょっとくらい古いコメでも大丈夫だし、昔はコメの品種もあまりなかったから、今思えばまずいコメを食べていた。

いつの間にか、贅沢になってしまったんだよ。

そもそも俺たちは「古」が10個くらい並ぶオヤジなんだから、なんでも古いほうが合う。

女性だって、古米のような味わい深い熟女のほうがいいじゃない。

聞くところによると、『週刊実話』に載っているグラビアでは、ツヤツヤの新米美女だけでなく、ちょっと水分が抜けた美熟女も人気があるらしい。

だったら、じっくり備蓄されていた“古米熟女”グラビアを大放出するような『週刊実話』が、たまにあってもいい。

それか年齢層を高めにした増刊号を、俺の責任編集で作ろうかと思ってるよ。

「週刊実話」6月26日・7月3日号より

蝶野正洋の黒の履歴書】アーカイブ

蝶野正洋(ちょうの・まさひろ)

1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。