「暴排条例」完全施行から14年。芸能界“黒い交際”のいま

島田紳助 (C)週刊実話Web
2011年に暴力団との密接交際を認めて芸能界を引退した島田紳助氏が5月24日、久方ぶりに表舞台に登場。

また、週刊新潮(5月22日号)は松山千春の『ヤクザの前で「大空と大地の中で」を熱唱した(動画流出!)松山千春の義理人情』というタイトル記事を掲載した。 

改めて、芸能人と暴力団の“黒い交際”はどうなっているのか注目されている。

「紳助氏は大阪で開催されたボクシングIBF世界フェザー級タイトルマッチである王者アンジェロ・レオVS同級1位亀田和毅の試合前、和毅の兄・興毅の要請でリングに上がったんです」(スポーツ紙記者) 

一方、新潮が報じた松山の件の動画は3年前の話だという。 

「3年前に撮られたという流出動画は、指定暴力団の家族の一周忌に参列した際に熱唱したもの。松山サイドは『暴力団ではない』と否定しています」(芸能ライター) 

暴力団と芸能人の密接交際は、良くも悪くも古くから語られ、また報じられてきた。 

14年で芸能界を取り巻く環境は変わったが… 

転機となったのは2011年。同年10月1日から東京都と沖縄県で暴排条例が施行され、これで全都道府県に行き渡ったのだ。

「警察当局から密接交際者と認定されると、銀行口座やクレジットカードを作れないなど、社会生活でさまざまなリスクを負います。
紳助氏は暴排条例完全施行2カ月前の8月に密接交際を認め、引退した。
施行直後の10月には、北野武監督映画『アウトレイジ ビヨンド』に出演予定の中野英雄が週刊実話で“暴力団絶縁宣言”している。
この頃、テレビ界では黒い交際の噂が絶えない15名の芸能人を記載した“出演NGリスト”まで出回りました」(テレビ関係者)

暴排条例完全施行から14年。芸能界を取り巻く環境も変わった。

「芸能界には準暴力団と指定された半グレのメンバーがプロダクション経営やスタッフとして入り込んでいる。水面下で一部“反社”との交際は続いていますよ」(前出・芸能ライター)

黒い交際は完全に断ち切れないということか。

「週刊実話」6月19日号より

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