長嶋茂雄さん逝去で“松井秀喜監督”ついに誕生か 背番号55を永久欠番にする仰天プランも

松井秀喜 (C)週刊実話Web
かねて取り沙汰されていた“巨人軍・松井秀喜監督”がついに誕生しそうだ。 

6月3日朝、日本プロ野球界のみならず、戦後を代表するスーパースターだった長嶋茂雄さんが亡くなった。 

テレビでは各局で追悼の特集が組まれ、巨人親会社の読売グループである日本テレビは、ゴールデンタイムで2時間の緊急生放送。都内の長嶋邸には多くの報道陣が駆けつけたほか、王貞治氏や原辰徳氏など、長嶋さんとゆかりの深い球界人が続々と弔問に訪れた。 

松井氏が弔問に訪れたのは、この翌日。ニューヨーク在住のため遅れる形となったが、逆算すると訃報後の最も早い便で帰国したという。 

松井氏は記者団の囲み取材にも応じているのだが、ここで飛び出したのが長嶋さんとの“約束”だ。 

「松井さんは『どういう形で次の世代に継承していくか』『長嶋監督と生前に約束したこともあります。今はお話しすることはできませんが、その約束を果たしたいなと思います』と語りました。
みなまで言うことはなかったものの、これは“巨人監督就任”のことだと、記者の間ではもちきりですよ」(スポーツ紙記者) 

松井氏と同時期のチームメイトで、長嶋監督時代の主力選手だった槙原寛己氏も、同日の『ひるおび』(TBS系)で“生前の約束”について「監督になるということでしょう。松井さんが監督になれば、もっと野球が盛り上がる」と推測している。 

もともと松井氏は巨人を代表するスターであり、将来の監督就任は既定路線だと言われていたが、いよいよ現実味を帯びてきたことになる。 

松井秀喜巨人軍監督誕生は永久欠番のオマケ付きか 

「松井さんの監督就任は遅すぎるくらいで、後輩の(高橋)由伸さんや阿部(慎之助)さんに先を越されたことが異常。この要因には、昨年末に亡くなった元オーナー・渡辺恒雄さんとの確執があると言われていたので、松井さんいよいよ“その気”でしょう。
本当は長嶋さんが生きている内に就任したかったでしょうが、今は今で“亡き意志を継ぐ”とより強固な思いになったはずです」(前出・記者)

しかも、驚くべきことに、“松井監督”は現役時代と同じ背番号55を着用するというのだ。

「監督就任にあたり、球団は背番号55を用意するそうです。これには、長嶋さんと同じ道をなぞるという意味合いが強いと思われます。
長嶋さんは監督最後の2年間、現役時代の3番を背負いましたから、 “松井氏が亡き恩師の魂を継承する”と印象付けたいのでは」(巨人番記者)

巨人の背番号55は今季途中まで秋広優人が背負っていたが、昨月にトレードでソフトバンクに移籍し、現在は“空白”になっている。状況的にも、阻むものはなにもないと言える。

さらには、球団が“意志”の強調をすべく、仰天プランを進めているとも…。

「長嶋さんの意志を継いでいると強調するため、松井氏の背番号・55を“永久欠番”にしようというのです。
『長嶋さんは監督時代に現役時代と同じ背番号を着けたのだから、松井氏も同様に』という意図で、徹底的に2人を重ね、被せるわけです。とはいえ、これが実現すれば話題性は抜群で、お茶の間の巨人人気が戻ってくるのでは」(スポーツジャーナリスト)

松井氏と長嶋さんは国民栄誉賞を同時受賞しており、球団も功績を認めて永久欠番にする理由に事欠かない。あとはタイミングの問題だが、松井監督誕生は来年か再来年か、もっと先か…。

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