伊藤美誠、復活のウラに“算数”あり! 2028年ロス五輪代表への方程式

AIで生成したイメージ
5月27日、国際卓球連盟(ITTF)の世界ランキングが更新され、日本の女子トップ3は張本美和6位、伊藤美誠7位、早田ひな8位の順になった。

しかし、3人の今後のスケジュールを見ると伊藤に逆転トップの目があるという。

「今回のランキングには、5月25日まで行われていた世界選手権ドーハ大会の成績が反映されています。伊藤はシングルスで唯一、メダル獲得となり、大きく順位を上げました。
張本の順位に変動はありませんが、獲得ポイント数を増やせませんでした。ダブルス、混合で早々に敗退してしまったのが原因です」(専門誌記者)

まず、伊藤は次回大会からダブルスで早田と組むことが決定した。

強豪同士のコンビとなりダブルスでの加点は必至。また、賛否両論もあったが、「伊藤のポリシー」も影響してくるようだ。

「2028年ロス五輪代表は、この世界ランキングで決まります。ランキングは大会成績が反映されますが、早田や張本は加点の小さい国内Tリーグにも出場し、コツコツ積み上げていくタイプ。
伊藤は国際大会に重点を置き、大きな加点を狙う。コロナ禍では国際大会が次々と中止になり、それがパリ五輪落選にもつながって、伊藤のスタイルに非難もありました」(同)

伊藤は次回の世界大会のほか欧州大会に単独エントリーしており、逆転トップも可能だ。

もっとも次回五輪までの道のりは長く、国内トップに立つといっても安泰ではない。

変化も重要だが、自身のスタイルを変えない姿勢も大切だろう。また、伊藤がプレーに活かしているのが「算数」の考え方だという。

実は小学校4年の教科書(東京書籍)に登場しているのだ。

「伊藤が登場したのは、昨春から使用されている教科書の『私と算数』というコーナーで、“算数を使い、卓球でどう強くなろうとしているか”という内容です。
具体的には、卓球台のコーナーぎりぎりに球を打ち込むために、ネットからどれくらいの高さへ、どういう向きでボールを打つかまで論理的に考えていると語っていました」(同)

ランキングの加点も常に暗算している?

「週刊実話」6月19日号より