トランプ大統領「プーチン氏は狂ってしまった」ロシアが次に狙うNATO加盟の2カ国

画像はAIで生成したイメージ
トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領を「狂ってしまった」とSNSに投稿した。

これまでトランプ氏はプーチン氏と良好な関係だったが、ウクライナとの停戦に応じないことにいらだちを隠さなくなった。

それどころか、プーチン氏が次に仕掛ける侵略戦争も現実味を増している。

ロシアは5月24日夜、ウクライナに全面侵略後、最大規模となる夜間攻撃を仕掛けた。

ドローン(無人機)298機とミサイル69発で子供3人を含む少なくとも12人が死亡した。

これを受けてトランプ氏は「プーチンは狂ってしまった」と投稿したのだ。

「トランプ氏はプーチン氏寄りとして知られていましたが、プーチン氏が和平交渉に応じないことに嫌気が差したのか、仲介役を降りるとか、ロシアを制裁するとか言い出しています」(社会部記者)

ロシアはウクライナの南東部を自国の領土として固定しつつあるが、欧州諸国の間では、プーチン氏の「次の標的」について警戒が強まっている。

その一つがバルト三国のエストニアだ。

NATO加盟国に侵攻か

旧ソ連の構成国だったが、ソ連崩壊直前の1991年に独立し、’04年に西側諸国の軍事同盟であるNATO(北大西洋条約機構)に加盟した。

もう一つはフィンランド。旧ロシア帝国の一角で独立後は長年中立を貫いてきたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて’23年にNATOに加盟。

ロシア軍は現在、フィンランド国境に演習目的で軍を大規模展開させている。

ウクライナ侵攻した際と同じパターンだ。

エストニア、フィンランドは共にNATO加盟国で、ロシアがバルト海に“侵攻”するのを妨げる場所に位置する共通点がある。

「ロシアがウクライナに侵攻したのは、旧ソ連の構成国だったためです。プーチン氏の最大の野望は、旧ロシア帝国やソ連時代の領土を回復させること。
トランプ氏が欧州の防衛から手を引けば、プーチン氏にとって野望を実現する絶好の好機となるのです」(国際ジャーナリスト)

欧州の火種は、さらに燃え盛りそうだ。

「週刊実話」6月19日号より

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