「8647」は“トランプ暗殺”のメッセージ? 1年で解任された元FBI長官のインスタが大炎上

画像はAIで生成したイメージ
FBI(米連邦捜査局)元長官がSNSに「8647」と書かれた数字を投稿。これが「トランプ大統領を暗殺せよ」というメッセージではないかと指摘されている。

騒動を引き起こしたのは、元FBI長官のジェームズ・コミー氏。5月15日、インスタグラムに貝殻で「8647」という数字を形作った画像を投稿した。

「86」はアメリカのスラングで「排除する、取り除く」という意味で使われることが多いが、「殺す」という意味も持つとされる。

そして「47」はアメリカの第47代大統領のドナルド・トランプ氏を指す。

つまり「トランプを殺せ」というメッセージだと受け止められたのだ。

「暴力を呼びかける意図はなかった」

トランプ氏の長男が激怒するなど共和党支持者の間で大炎上し、コミー氏は「暴力を呼びかける意図はなかった」として投稿を削除したが炎上は収まらず、米国土安全保障省が捜査に乗り出す事態となった。

「投稿がこれだけ問題になったのは、コミー氏とトランプ氏の間には深い因縁があったため。
第1次トランプ政権でFBI長官に起用されましたが、大統領選にロシアが干渉していた疑惑の捜査に乗り出したことでトランプ氏の怒りを買い、1年あまりで解任されました。
そのためコミー氏は反トランプの急先鋒として知られているのです」(在米ジャーナリスト)トランプ氏は選挙集会の演説中の2024年7月にライフルで狙撃された。

聴衆が死亡し、トランプ氏も耳に負傷した。同年9月にもゴルフ場にいたところをライフルで狙われるなど暗殺未遂事件が起きている。

「トランプ大統領の厳しい移民対策や各国への関税政策には支持が集まる一方で、国内外で強い批判を受けています。政権内部や政府関係者にもトランプ氏を排除しようと狙っている人物がいてもおかしくない。
テロ組織に属さないローン・オフェンダー(一匹狼)と呼ばれる暗殺犯予備軍が自分たちへのメッセージだと受け止める可能性もあります」(安全保障アナリスト)

いつ、誰がトランプ氏を標的にするか分からない。

「週刊実話」6月12日号より

【関連】「レーサム」元会長の違法薬物事件が芸能界に波及 有名歌手やタレントから逮捕者が出る可能性も ほか