女子高生ご当地アイドルが“私物販売”で荒稼ぎ 提案したのは40代母親「もう笑いが止まらないです」

「もちろん娘も納得してやっています」

「けっこうボロボロだったりするんですけど、逆に『使用感が良い』と言ってくれる人もいて、面白いくらい売れました」

「これはイケる!」と思った久美子さんは、珠莉亜さんが普段身に着けている私服や靴下、下着まで売り始めた。

「ブルセラ時代、本人の写真付きだと売値が倍以上になったのを思い出して、実際に娘が着ている画像を添付したんです。
もちろん娘だとは分からないような加工はしてありますが、これが大当たりでバカみたいな高額でさばけました。
中には『本人と会ってから購入したい』とか『目の前で脱いで欲しい』とか言ってくる人もいますが、さすがにそれは無理。
昔、けっこう人気があったアイドルのブルセラ時代の写真が流出する騒ぎがありましたけど、ご当地アイドルとして地元では顔も名前も知られている娘にそんなことはさせられません」

これまで100点を超える私物を販売し、200万円近くを荒稼ぎしたという。

「手持ちの服では足りなくて、激安店で洋服や下着を買い漁って対応しました。『ルーズソックスが欲しい』とか『スクール水着はありませんか?』などのリクエストにも応えました。
1回娘が身に着けただけで、1000円で購入したものが1万円とかになるんですよ? もう笑いが止まらないです。もちろん娘も納得してやっています。なんなら、喜んでいますよ。
最近は付加価値を高めるために『ご当地アイドルやっています』ってバラしたりしてますもん(笑)。オークションなんかで有名人の私物が高額で取引されたりするじゃないですか? あんな感じですね」

早くも気持ちは「有名アイドル」ということか。

取材・文/清水芽々

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清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。