ちいかわ×GUコラボグッズ争奪戦にも参加してみた! 実店舗・オンラインともに“瞬殺”した神アイテムは…

実店舗・オンラインともに“瞬殺”だったのは… 

なんと、ソックスはこの時点で全種が完売しているではないか。オンラインでソックスを買えたのは、早起きで待機していたごく一部の人間に限られただろう。 

画像の2種をはじめソックスは瞬殺した。
他方、残りのアイテムには比較的余裕があり、XSやXXLといった在庫の少なそうなサイズ以外は問題なく買うことができる。 

その後は、実店舗の状況も調査するため、開店から1時間ほど経った11時過ぎ、都内の店舗に足を運んでみた。 

時間帯はまだ昼休み前だが、店舗は早くも、ちいかわグッズの売り場だけ賑わっている。さらに、売り場をよく見ると、周辺に規制線が設けられていることに気づく。 

近くでは店員がちいかわに関するアナウンスをしているのだが、耳を傾けると、整理券がないとこの売り場には入れないのだという。 

他のアイテムは通常通り購入できるが、ちいかわだけは、整理券がないと商品を手に取ることすらできないとは…。

これは、ポケモンの時にはなかった規制であり、今やちいかわはポケモンを超えるほどのコンテンツになったのかと驚きを隠せない。 

しかも、これだけの規制をしながら、案内板にはソックスとバッグの全種売り切れが告知されている。まだ開店から1時間ほどなのだが、オンラインでも実店舗でも瞬殺とは、ソックス人気恐るべし…。 

そして、この需要から、案の定メルカリでは転売が相次ぐ。正午すぎにアクセスし「ちいかわ GU」と検索すると、アイテムが分刻みで続々と出品されていた。 

ハッピーセットとは違って売り切れはなかなかない。
GUは公式サイトに「転売目的のご購入は固くお断りします」と明記していたが、残念ながら、転売ヤーの前ではこうした注意も無意味だったようだ。 

一方で、GUは『「ちいかわ」コラボレーションアイテム販売に関して、オンラインストアで7:30頃~購入しづらい状況が発生しておりました。お客様へはご迷惑をおかけしていること、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

さらに「一部商品については数量限定でオンラインストアでの予約販売に向けて準備を進めております。予約商品、開始日の詳細情報は、サイトで告知いたします」としている。

整理券所有者のみ売り場に入れるシステムや、1人2点までという購入制限、サイトへの繋がりにくさや予約販売などの対応を含め、マクドナルドよりは格段に誠実だったと言えるだろう。 

取材・文/シンディー・カート