“イ・ボミ2世”パク・ヒョンギョンが日本女子ゴルフ界の救世主に?

パク・ヒョンギョン(インスタグラムより)
女子ゴルフの今季国内メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」は、韓国の申ジエが永久シード王手の通算29勝目を挙げたが、日本の報道陣の注目は初参戦で8位タイのパク・ヒョンギョンだった。

「たくさん応援していただきました。コースのコンディションも良かったです」

韓国では「キュート」と「ビューティフル」を合わせた「キューティフル」の愛称で呼ばれ、“イ・ボミ2世”の呼び声も。しかし、彼女が報道陣に囲まれた理由はそれだけではない。

「日本女子プロ協会は、次年度国内ツアーの出場権を争うQT(予選会)の『受験資格』を変更しています。2018年までは日本のプロテストに合格していない非正規会員でもQT出場が可能だったが、’19年からは正会員しかQTは受験できなくなった。
パク・ヒョンギョンは『ロレックス・ランキング(女子世界ランキング)50位以内(44位)』という別枠での出場でした。同ランキングで50位以内をキープするのは並大抵なことではありません。
ルール上では、パク・ヒョンギョンが来年以降も日本ツアーに出場するためには、日本のプロテストを受けて合格し、正会員になってQTも通過しなければなりません」(スポーツ記者)

渋野日向子が不在で国内ツアー来場者は頭打ち

パク・ヒョンギョンの実力なら、日本のプロテスト合格は間違いないだろう。だが、彼女にその気がなければ、「今回の日本ツアーの参戦が最初で最後」ということになってしまう。

「ツアー期間中、サインを求めるファンの長蛇の列ができましたが、彼女は笑顔で応じていました。ファンからスイーツを差し入れされたと喜んでもいました。日本に好印象を持ってくれたと思いますが…」(同)

ただ、彼女は「今後」について明確な回答はしていないという。

シブコこと渋野日向子などの人気選手は米ツアーに拠点を移してしまい、国内ツアーの来場者は頭打ちの状況が続く。

初来日で日本のゴルフファンを引き付けたキューティフルなパク・ヒョンギョンなら救世主になってくれるはずだが…。

ぜひ再来日してほしい。

「週刊実話」6月5日号より

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