嵐の解散ツアーは“芸能界引退”大野智のため? 総売上500億円規模、巨額収益の行方

大野智 (C)週刊実話Web
国民的アイドルグループ・嵐が、2026年春頃にコンサートツアーを行い、同年5月いっぱいで活動終了すると発表して世間を驚かせた。 

今回のラストツアーに関しては詳細を明らかにしていないが、各地のドームやスタジアム、国立競技場などを使用して、かつてない規模で実施されることが予想される。 

その場合、チケット収入だけでなく、グッズ販売やDVD、ライブ中継を有料配信などで、売上規模は500億円超。嵐が2019年に開催した5大ドームツアーでは、全50公演で237万人を動員し、総売上が200億円以上だったとされている。 

スポーツ紙の記者も、過去にないラストツアーになるだろうと予想している。 

「有料配信はツアー最終日だけのことも多いが、嵐は多くのファンに見てほしいとコメントしているだけに、複数のライブを有料配信にする可能性がある。
また、全国の映画館で同時中継されるでしょう。そうなると売上はさらに跳ね上がる。どれだけの売上になるのかわからないほどに、とんでもない解散ビジネスになりそうです」 

とんでもない金額を稼ぎ出しそうな嵐だが、気になるのはその収益がどれくらいメンバーに分配されるのかということだろう。 

大野智のための解散ツアー? 

現在、嵐はグループとしてSTARTO ENTERTAINMENTとエージェント契約を結び、さらにメンバーは「株式会社 嵐」を設立。また、二宮和也と松本潤は独立し、個人事務所で活動を行うなど契約がかなり複雑化している。

全員がもしSTARTO社に所属していたら、ほとんどの収益は事務所に持っていかれるだろうが、今回のケースは5人が多く受け取る可能性が高い。

「事務所に所属している場合は、主体が事務所になるのでコンサート売上はアーティストに低い割合で分配される。グッズやDVD、配信に関しても同じです。
ただ、メンバーの肖像や著作管理は『株式会社 嵐』がしているとされ、さらにSTARTO社とはエージェント契約。なので、今回のラストツアーは主体が嵐となり、STARTO社は外注のような立ち位置で、メンバーに分配される割合が多くなりそうだ」(同)

また、忙しいメンバーが多い中でツアーまで組むのは、ファンのためもあるが他の理由も考えられると民放関係者が明かす。

「大野(智)さんは、ラストツアーで芸能界を引退すると言われる。リゾート開発などを行う実業家の一面もあり、今後の事業拡大に資金がほしいところ。
解散ツアーを大々的に行うのは、大野さんへの退職金代わりの高額ギャラが舞い込むように、メンバーがはからったとも言われています」

嵐の解散ツアーはこれまで無かったような規模になり、メンバーが受け取るギャラも類を見ない額になりそうだ。

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