張本智和、移籍でさらにパワーアップ 妹・美和とのダブルスより先に“兄妹対決”実現!?

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卓球男子日本代表の張本智和が5月7日、新天地を明らかにした。

Tリーグ・岡山リベッツへの移籍を発表。17日から始まる世界選手権(カタール・ドーハ)に臨む代表チームの練習も公開された。

昨季まで同じTリーグの琉球アスティーダの所属。事は単にリーグ内の移籍話にとどまらない。

卓球競合国・中国のメディアも今回の張本の動向を詳報し、「日本卓球界が国際的な競争力を高めようとする強い意志を示している」と、これまで以上に海外の大会やリーグ戦にも参戦していくことも伝えていた。

「張本の琉球退団の発表が4月末、同時に岡山移籍を発表できなかったのは、Tリーグ内の規制だけが理由ではありません。
ドイツのブンデスリーガへの登録が間に合うかどうかの瀬戸際で、WTT(ワールドテーブルテニス)の国際ツアーへのエントリー数も例年以上に増やそうとし、その手続きを進めていました。
今後、張本が海外の試合会場から日本代表に現地合流するケースも出てくるでしょう」(スポーツライター)

ダブルスは妹より早田が有望

Tリーグと海外、張本は多忙なスケジュールとなりそうだ。

そうなると、日本が次回五輪の切り札と考えていた妹・美和(16)との兄妹ダブルスをテストする機会が作れず、海外大会で“ぶっつけ本番”なんてことにもなりかねない。

もっとも、張本兄は早田ひなと混合ダブルスで何度も息の合ったところを見せてきた。

現地合流のぶっつけ本番が避けられないのであれば、「妹よりも早田」という選択になる可能性が高い。

「Tリーグの昨季シーズン、張本兄のいた琉球はファイナルで惜敗し、男子MVPも他選手が選ばれました。女子MVPは妹です。その悔しさが『Tリーグと海外の両方で』の多忙な選択に繋がりました」(同)

さらなるレベルアップを目指すアニキの決意は立派。妹の方はTリーグ『木下アビエル神奈川』に残留する。

これまでは意図的に避けてきたようだが、ダブルスより先に“兄妹対決”が実現するかもしれない。

「週刊実話」5月29日号より

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