「ダウンタウンがいないとダメ」自虐企画の『ガキ使』に業界内からも酷評

『ガキの使い』メンバー (C)週刊実話Web
長寿バラエティー番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)5月11日放送回がテレビ業界で話題になっている。 

浜田雅功が休業したことで、この日の放送はダウンタウン不在という状況に。レギュラーの月亭方正とココリコが出演し、3人だけのロケでも「ガキの使いですか?」と言われるかを検証する企画を行った。 

3人はくじ引きで決めた都内10区に繰り出し、番組名を伏せた形で街頭インタビューをして調査。それぞれの区で、「ガキの使いのロケ」だと言われるまで帰れない設定で、3人が通行人に声を掛ける様子を放送した。 

方正とココリコだけでは、『ガキの使い』の撮影だとわからないだろうという自虐ネタだが、ソーシャルディアでは「つまらなかった」「ダウンタウンがいないとダメ」など批判的なコメントが書き込まれた。 

「帰れない系のロケは、出演者が苦労するのがおもしろいポイント。なのに、『ガキの使い』では、サクサク正解が出て老若男女に番組が知られていると自画自賛していた。 
現在は落語がメインの方正さんはコメントがおもしろくなく、ココリコの2人は進行も満足にできない。結果、3人では番組が成立しないことを証明してしまった」(民放関係者) 

浜田雅功が戻っても『ガキ使』継続は厳しい? 

とはいえ、浜田は大阪・万博記念公園内で行われた『ごぶごぶフェスティバル2025』に出演し、これから番組へ順次復帰する予定。浜田が合流すれば、番組も建て直されると思いきや、日本テレビ社内では打ち切りの噂が常に出ているという話だ。

『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)は6月26日の放送をもって終了すると発表されているが、『ガキの使い』はひとまず継続が発表されている。 なのに、なぜ打ち切りの情報が出回っているのだろうか? 厳しい番組の内情を、日本テレビにも出入りする制作会社幹部が教えてくれた。

「『ガキの使い』は、もっとも松本(人志)さんの色が強い番組。なので、松本さんの休業以降は、明らかに勢いを落としている。かつては高視聴率でしたが、いまは全盛期の半分以下の数字とされ、派生企画の『絶対に笑ってはいけない』シリーズも終了してしまった。日テレにうま味がある番組ではないんです。
日テレは『ガキの使い』を続けるには松本さんの復帰が大前提としている。なのに、松本さんは夏からスタートする『ダウンタウンチャンネル(仮)』に注力するようで、番組に帰ってくる確約がない。このままなら、『ガキの使い』も終了となりそうだ」

方正とココリコだけでは、おもしろい番組が作れないことを露呈してしまった『ガキの使い』。浜田が復帰しても、結局は松本が戻らなければ『ダウンタウンDX』と同じ道をたどることになりそうだ。

【関連】“ダウンタウン不在”で高学歴芸人がお笑い界を席捲 『R-1』王者・友田オレは早稲田卒 ほか