嵐の解散ツアー500億円規模に? それでも民放テレビ各社は蚊帳の外

嵐 (C)週刊実話Web
5月6日に嵐が、来年春に開催するコンサートツアーをもって活動を終了すると発表した。 

彼らは、ファンクラブに動画を投稿し、久しぶりに5人そろった形でツアーの開催を発表。そのうえでグループとしての活動を終え、ファンクラブも来年5月いっぱいで終了するとしている。 

嵐の活動再開と活動終了が急遽発表されたわけだが、気になるのは最後のツアーがどのようなものになるのかだろう。動画内で詳細はまだわからないとしているが、過去にない規模でのツアーになることは間違いない。 

「プロ野球の開催などもあるが、日程を調整してドームクラスで全国を回るのは間違いない。また、嵐のライブではおなじみの国立競技場をはじめ、日産スタジアム、ヤンマースタジアム長居など、スタジアムクラスで複数日開催されるだろう。 
嵐は過去、デビュー20周年の5大ドームツアーにて237.5万人を動員している。メンバーのスケジュール次第ですが、今回はさらに規模が拡大する可能性が高い。グッズ販売などを含めると500億円規模になるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者) 

歴史に残る規模になりそうな嵐のラストツアーだが、気になるのはライブ会場とともに、どういった形で配信や放送を行うのかというところだろう。 

最後の嵐が見られるのは動画プラットフォーム? 

嵐のメンバーはラストツアーを多くのファンに見てほしいと話しているので、生中継も視野に入れていると予想できる。

そんな中、今回の発表を受け、メンバーと関係性が深いテレビ各局は中継で生放送できないか検討に入ったそうだ。ただ、テレビで生中継するには、大きな壁がいくつもあり、実現は不可能だろうと言われている。

第一に、チケットを買ったファンとの差別化が難しく、無料で見られるテレビでの生中継はメンバーや事務所が了承しないだろうという点だ。

さらに、各動画プラットフォームも興味を示しているようで、放映権獲得合戦になれば予算の面でテレビ各局は動画プラットフォームに負けてしまう。

「嵐との関係が深いNetflixは、アメリカでライブ配信に力を入れている。日本でもライブ配信を行っていくようで、嵐のラストツアーとなれば巨額の契約料を支払うと予想される。また、Amazon Prime Videoなどは、ライブ配信ではなくツアー最終日の映像を、独占で獲得しようと動いているようです。
結果として、生中継やVTR放映権はNetflixやAmazonが獲得しそうで、テレビ各局は中継どころか映像も満足に放送できない可能性が高い。配信サービスに比べて予算がないテレビ局は、ニュース映像を流すくらいしか嵐のラストツアーに関われなさそうです」(民放関係者)

各局のテレビ番組で国民的人気を獲得した嵐だが、ラストツアーをテレビで見ることは難しそうだ。

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