アニメ『名探偵コナン』で劇場最新作ネタバレ「なにしとんの?」

AIで生成したイメージ
国民的アニメ映画シリーズの最新作『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』が大ヒットを記録している。

5月3日に放送されたアニメ最新話では、劇場版の後日談が描かれた。しかし、壮大なネタバレがあったとして賛否が巻き起こっている。 

4月18日公開のシリーズ28作目となる『隻眼の残像』は、公開19日間で観客動員数726万人、興行収入104億円。

『黒鉄の魚影』(2023年)、『100万ドルの五稜星』(2024年)と3作品連続で興収100億円を記録したうえ、シリーズ最速で100億円を突破し、歴代最高成績が期待されている。 

快進撃を続ける『隻眼の残像』だが、それに伴い、アニメ最新回では劇場版の後日談が放送された。 

『名探偵コナン 隻眼の残像』ネタバレアリ 

アニメの内容は、劇場版で殉職した男性警察官の婚約者が、彼が生前に予約した婚約指輪を受け取りにいく話で、劇場版シーンの使用も確認できた。 

さらに、その男性警察官のネームプレートがうっすら登場し、毛利小五郎が彼のあだ名を口にして死を悼む場面も。劇場版で男性警察官は、突拍子もなく殉職する役どころ。 

劇場版を観ていない人からすれば、壮大なネタバレとなるはずで《公式なにしとんの?》《GW中に映画行こうと思ってたのにネタバレで終了》《ネタバレ嫌だ! もう少し待ってくれ!》などと注目を集めた。 

また、劇場版の犯人に関わるネタバレもあった。 

劇場版の犯人もモロバレ? 

アニメ終盤、江戸川コナンが劇場版での事件について触れるシーンのカットが、犯人を問い詰めているシーンだったのだ。

「全員が犯人の方を向いていて、その背格好から男女の区別がついてしまう。最も隠さなければいけない部分を匂わせたとして、《公開2週間で観たい人は観に行ってるから配慮いらん認識なのか?》《映画みてなかったら最後のシーン、ポカーンじゃね?》とツッコまれています」(アニメライター)

昨今はネタバレ禁止の映画が増えている。

「『ONE PIECE FILM RED』は、公式にネタバレ解禁日を明示し、それまではSNSでのネタバレ投稿を控えるよう呼びかけました。
『名探偵コナン』シリーズは、公開に合わせて“ネタバレ解禁室”が開設され、ファンたちが安心して感想を共有できる環境が提供されています。
今回のアニメ放送で、公式側がネタバレ解禁を2週間ほどに設定していたことがわかりますね」(同)

ネタバレ禁止の弊害として、ソーシャルディアで話題にならず、期待値よりもヒットしなかった作品も少なくない。

“本当に面白い作品は、ネタバレしても面白い”という理解が進むことを願う。

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