スシローグループも参入! 高コスパの「寿司居酒屋」ブーム加熱中

AIで生成したイメージ
1人3万円からの高級鮨店には縁がない。かといってファミリー層がターゲットの回転寿司チェーンで一杯やるには気が引ける…。

そんな大人たちの間で「寿司居酒屋」が密かなブームになっている。

酒を飲みながら寿司をつまむ寿司居酒屋。そもそも、そのブームをけん引したのは、名古屋市に本社を置くヨシックスホールディングスが運営する『や台ずし』とされる。

「1988年にお好み焼き&鉄板焼きの居酒屋をオープンし、2店舗目で偶然、寿司職人を雇ったことで、にぎり寿司を始めたことが『や台ずし』に繋がった。

現在、全国約370店舗に寿司職人がいます。1貫65円~のコスパの良さで、店舗数を増やしています」(経済ジャーナリスト)

『塚田牧場』を経営するエー・ピーカンパニーは『立ち寿司横丁』を出店。『磯丸水産』のSFPホールディングスは、寿司と天ぷらをウリにする『町鮨とろたく』を展開している。

そして今最も勢いがあるのが『鮨・酒・肴 杉玉』だ。

回転寿司の覇者・スシローグループも参入

通称・杉玉。回転ずし『スシロー』を展開するスシローグループが手掛けている。

「杉玉の特徴はメニューの大半が299円(一部399円、499円、599円)。これは回転寿司『スシロー』のノウハウによるものです。また、お客さんに喜ばれるのが刺身です。

“欲張りな刺身4点盛り”のネーミングでハマチ、マグロ、〆サバ、鯛などを盛り、ニーズを掴んでいる。それに酒類も充実している上、低価格で飲める。

高級鮨店では、おまかせコースで酒まで注文すると、1人5万円以上はザラ。それが寿司居酒屋なら、新鮮な刺身と寿司をつまみながら飲んで平均3000~4000円ですからね」(居酒屋ライター)

寿司居酒屋ブームは、今後加熱しそうだ。

「週刊実話」5月22日号より

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