観光地で危険運転や事故が多発中 「外国免許切替」の裏側を中国人観光客が暴露

AIで生成したイメージ
観光地や繁華街を中心に危険運転や違法駐車の車が増えている。

「バス停や駐停車禁止エリアでも交通違反している車のドライバーの多くは外国人で、違反切符を送付しても住所が不定のため所在が分からないケースが大半です」(警察関係者)

日本人が免許を取得する場合、一般的には約40万円の費用と時間を投じて自動車教習所を卒業し、運転免許の試験を合格して免許を手にする。

また外国人が日本で運転する場合は、ジュネーブ条約の加盟国であれば「国際運転免許証」を取得すれば問題ないが、ジュネーブ条約に加盟していない中国などの国では、国際免許証を取得できない仕組みだ。

ところが、日本では自国で運転免許を取得している外国人を対象に、日本の免許に切り替えることができる「外国免許切替」(以下、外免切替)制度を4600円という破格の手数料で行っている実情がある。

「日本語が読めなくても受かります」

「学科は〇×方式の10問で、7問正解であればOK。中国語で試験を受けられるので、日本語が読めなくても受かります。技能は免許センター内の簡単なコースを1.2キロ走るだけで簡単過ぎます」(中国人観光客)

フィリピンやベトナム、マレーシアなどの東南アジアの免許取得希望者も多い。

この外免切替は住民票がない外国人観光客でも申し込み可能で、観光ビザで来日、宿泊したホテルの住所でも取れるため、国際運転免許を取得できない多くの中国人が押し寄せているのだ。

日本語を読めない外国人が路上を走行するため標識を無視した運転が横行し、事故が多発している。

外免切替は国会でも問題視され、坂井学国家公安委員長は法改正も視野に入れると表明した。

外免切替の簡素化は公明党が主導したとされるが、この“落とし前”は誰がつけるのか。

「週刊実話」5月22日号より

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