トランプ大統領が握る対中政策の切り札「習近平一族の隠し資産1600億円」

AIで生成したイメージ
トランプ米大統領は敵視する中国に対し、145%もの関税を課すなど「関税戦争」に血道を上げている。

これに対して中国の習近平国家主席は、同様に高関税を掛けられている東南アジアを歴訪するなど、周辺国を取り込んでアメリカを孤立させる戦略だ。

「習主席の狙いは、現段階では奏功していると言えます。元々はアメリカなど西側が自由貿易、中国などは保護貿易のはずが、逆転して中国が自由貿易の担い手のような構図になっている」(社会部記者)

一方でトランプ政権が中国に対して強気の姿勢を崩さないのは、別の理由があるという。ズバリ、習主席一族のスキャンダルだ。

露呈すれば中国でのクーデターに直結?

「CIA(米中央情報局)などの情報機関を統括するODNI(米国家情報長官室)が『中国共産党指導部の富と汚職』という報告書を公開した。
それによると、2024年時点で、習主席の親族が米国などに数百万ドルの資産を隠し持っているという。これはバイデン前政権で調査されていたものですが、秘密にされており、トランプ政権になって暴露した形です。
要は、習氏の懐事情をこちらは掴んでいるぞ、と脅しているわけです」(同)

習一族の隠し資産に関する情報はこれだけではない。

連邦議会の調査では、習氏はハイテク企業やレアアース関連企業に計3億7600万ドル(約535億円)を投資しているほか、妻の彭麗媛氏や娘でハーバード大学に留学していた習明沢氏ら一族合計では、7億720万ドル(約1098億円)の資産を所有していると明かしている。

総額1633億円の資産を隠し持っているという計算になる。

「習主席は『反腐敗』を旗印にして、賄賂をもらっている党幹部らを粛清する形で政敵を葬り去っています。それなのに当の習主席が一族ぐるみで不正に蓄財していたことが中国に伝われば、内部クーデターのような動きが出かねません」(同)

強引に見えるトランプ大統領だが、意外に“裏技”も駆使しているようだ。

「週刊実話」5月22日号より

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