「定年後、なぜ月に10万円が必要なのか?」リクルートワークス研究所・坂本貴志氏が明かす仕事の選び方
1985年生まれ。一橋大学国際・公共政策大学院公共経済専攻修了。リクルートワークス研究所研究員、アナリスト。厚生労働省にて社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府で官庁エコノミストとして『経済財政白書』の執筆などを担当。その後、三菱総合研究所エコノミストを経て現職。
仕事人生を『3つのステージ』に分けて考える
――50代以降の仕事の選び方を教えて下さい。
坂本「仕事人生を『3つのステージ』に分けて考えてほしいと思います。1つ目は『若年~中堅期』で新入社員から50歳くらいまでです。この時期は多くの人がスキルアップしながら組織内で昇進・昇格することを求める時期になると思います。
続いて、『中高年期』の50〜60代半ばまでは、公的年金支給が始まるまでもうひと踏ん張りの時期で、稼ぐ必要はあるものの、気力・体力の面で変化があります。
そして、60代半ば以降の『高齢期』になると、年金の支給が始まり、子供が独立して家計支出が減少します。60代半ばまでは基本的に『過去の経験を生かした仕事』の満足度が高いと言えます。
営業なら営業として、現場で働くということです。60代半ば以降は会社員以外で働く人が多いです。非正規雇用や業務委託が多くなり、自営業やフリーランスとして働き始める人も少なくありません。施設管理、飲食店の接客など、体を動かして働く人が多いです」
――定年後、月に10万円がなぜ必要なのでしょうか?
坂本「総務省『家計調査』から、年金をもらっている2人以上世帯のひと月あたりの平均収支額を算出すると、約3〜7万円の赤字になります。赤字を補うのが10万円です。
単身の方であれば自身で、夫婦2人世帯であれば2人それぞれで無理なく労働収入を得ることができれば、家計のやりくりができると思います」
シルバー人材センターへ入会も一つの方法
――定年後、どのように仕事を探したらよいですか?
坂本「65歳以降の入職経路で最も多いのはハローワークです。市区町村ごとにあるシルバー人材センターの会員になり、仕事を見つける方法もあります。
高齢期の仕事として大切なのは、自宅近くで働けるかどうかです。仕事を通して無理なく地域に貢献できるという点でも、地域の仕事は前向きに考えてほしいです」
――定年後の仕事に対する心構えを教えてください。
坂本「定年後の仕事の前提として知っておいてほしいことが2つあります。1つ目が、『定年後の仕事は、必ずしも現役時代の延長線上にはない』ということです。
2つ目は、『家計の状況と照らし合わせて、その時々で働き方を決める』ということです。多くの人にとって高齢期は時間も体力も限りあるものです。
本書を読んで、年齢に応じて、どんな勤務時間、どんな働き方で、どんな仕事内容を選ぶのか、ご自身で検討していただきたいと思います」
聞き手/程原ケン
「週刊実話」5月22日号より
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