ザ・タブー

介護ストレスで女性を襲いまくった“乳揉みダッシュ男”~男と女の性犯罪実録調書

介護ストレスで女性を襲いまくった“乳揉みダッシュ男”~男と女の性犯罪実録調書
イラスト/佐藤ヒロシ  (C)週刊実話Web 

大井貴一(47)は大学卒業後、実家から離れて一人暮らしをしていたが、1人になった母親がたびたびやって来て泊まっていくので、交際相手もつくれず息苦しく思っていた。

30代半ばになると、そういう母親の干渉が異常に思えてきて、きつい態度で拒絶すると、「貴一がどんどん離れていっちゃうようで寂しい」と泣きつくようになり、ストレスがたまったのか認知症を発症した。

しばらくは兄夫婦が引き取って数年面倒を見ていたが、「おまえは介護に何も協力していない。協力できないなら金を払え。うちはもう限界なので、施設に入れる。その金を折半しろ」と迫ってきた。

金のない大井は母親を引き取ることにした。施設に入れるなんて、母親の意に沿っているのかも疑問だったし、もしかしたら家事などを手伝ってもらえるかもしれないと思ったからだ。

しかし、その考えが甘かったことには、すぐに気付いた。食事を作らせれば、毎日同じメニューが出てくる。あれほどきれい好きだったのに、まったく掃除をしない。自分の口座から数万円単位で金を引き出し、何に使っているのかも分からない。たまりかねて口座を取り上げると、「私のお金なのに自由に使えないなんて」と言って怒る。

壊れたレコードのように同じ話を繰り返し、それはボディーブローのように効いてきた。大井にも認知症のような症状が出始めて、医者に診てもらったところ精神疾患だと言われた。このままでは精神が崩壊してしまう。かと言って、今さら兄にも泣きつけない。

大井はイライラして、深夜に一人歩きしている女性たちにイタズラするようになった。スマホで音楽を聴いているような女性に狙いを定め、すかさず背後から胸を揉んで、猛ダッシュで逃げるのだ。

犯行後は警察のホームページを見て、不審者情報が出ていないかどうかを確認していた。こうして40件あまりを繰り返し、強制わいせつ容疑で逮捕されたのは7年前、40歳のときだった。

青春を取り戻すためお見合いサイトに登録

当時の夕刊紙には「乳揉みダッシュ男逮捕」とデカデカと報道された。大井は「二度と同じあやまちは繰り返さない」と反省の弁を述べたが、会社はクビ。懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡され、シャバに出ることはできたが、母親はようやく自分が息子に悪影響を及ぼしていたことを自覚し、グループホームに入ることを了承した。

その後、大井は自由の身となり、失われた青春を取り戻すため、お見合いサイトに登録して、花嫁探しを始めた。20代限定で希望していたため、なかなか相手が見つからなかったが、ようやく会ってもいいという女性が見つかり、大井はその女性とデートすることになった。食事が終わると二次会のバーへと流れた。

「これからホテル行こう」

「ええー、いきなり?」

「こういうことは早くしないと安心できないんだ」

「それは無理よ」

大井はまた女性が別の男とお見合いするのではないかと焦り、どうしても「カップル成立」の証しが欲しかったのだ。

バーを出ると、女性の手を引っ張り、ホテル街へ直行。途中で女性に「イヤです!」と強く拒絶されると腹を立て、女性を押し倒して馬乗りになり、腹を殴るなどの暴行を加えた。

「ホテル行くって言え!」

大井は乳房の膨らみを前にすると、それをわしづかみにして揉んだ。さらにズボンのベルトをゆるめてパンティーを下げ、ヴァギナに指を突っ込んだ。

「キャーッ!」

近くのコンビニにいた人が騒ぎに気付くと、大井は現場から逃走したが、お見合いサイトの登録情報から足がつき、再び強制わいせつ容疑で逮捕されることになった。執行猶予中だったことから、新たに言い渡された懲役1年6カ月の刑が加算され、計3年も刑務所に入ることになった。

揉むだけでなく乳房をチューチューと…

「どうしてこんな人生になっちまったんだろう…」

45歳で仮出所後、アパートを借りる金もなく、格安の中古車を買い、そこで寝泊まりするようになった。サラリーマン時代に作ったクレジットカードを利用してキャッシングを重ね、借金が70万円に膨らんだ。

大井はこれを返すには強盗でもするしかないと思い立ち、夜間に一人歩きしている女性を狙って、「金を出せ!」と脅すようになった。自分の仕業だとバレないように、真夏でも手袋をして犯行に及んでいた。

逮捕のきっかけとなるA子さん(21)は、コンビニで買い物中に大井に目をつけられた。大井はA子さんを尾行。人通りがなくなったところで背後から抱き付き、目と口をふさいだ。

「金を出せ!」

A子さんは抵抗できず、財布から1万5000円を出して渡した。

大井はA子さんが従順だったことから、A子さんにイタズラしたいと思い立った。A子さんの体を引きずり、建物の隙間に連れ込み、肩を押して転倒させた。

「何するんですか!」

思わず口答えすると、A子さんの頬にビンタが飛んできた。ショックのあまり、呆然としていると、大井はA子さんの顔を固定し、唇の中に舌を入れてきた。A子さんが我に返って抵抗しようとすると、また頬を打たれた。

そして、大井はお約束のように胸を揉んだ。揉むだけでなく、着ていたカットソーをまくり上げ、乳房をはだけさせてチューチューと吸った。さらに、下半身にも手を伸ばし、ヴァギナに指を突っ込んだ。

「うううっ…」

大井は自分のズボンを下ろし、「フェラチオしてくれ」と命じてきた。

大井にペニスの先を口にこすりつけられ、口を開けた瞬間、暴力的な肉棒が押し入ってきた。喉に届くほど深く侵入してきた肉棒の異物感で、A子さんは吐きそうになった。

「いいか、吸いながら舌を絡ませるんだ。絶対に歯を立てるんじゃないぞ」

大井はA子さんの頭を両手で固定しながら腰を振った。肉棒の根元がググッと太くなると、口の中の亀頭も膨れ上がった。

ドライブレコーダーに記録されていた人相

「よしっ、イクぞッ!」

次の瞬間、熱い塊が上顎に噴き出した。苦味が増したドロリとしたスペルマが、口いっぱいに広がった。

慌てて吐き出そうとしたが、髪に絡んだ男の指に後頭部を押さえつけられ、しばらく我慢していたが、息が苦しくなり、呼吸と同時に飲んでしまった。

(飲んじゃった。男のものを飲んじゃった…)

男は一発抜くと、気が済んだのかズボンを上げて走り去った。

その途中で男が手袋を落としていったのが見えた。A子さんは大通りに出て、110番通報。その後、被害申告し、整形外科で頸部捻挫と頸部圧挫傷で全治12日間と診断された。

警察が強盗と強制性交等の疑いで捜査を始めると、事件直後、タクシーに乗り、駅に向かった男がいたことが分かった。その男の人相はドライブレコーダーにはっきり記録されていた。

その後、警察は手袋のDNA型鑑定から、前科のあった大井を特定。大井は他県で住み込みの仕事を見つけ、会社員として働いていたが、免許証の更新手続きに訪れた際に現住所が判明し、ベランダに干されていた同種の手袋を発見した。

大井に任意同行を求めて事情聴取したところ、大井のスマホの位置情報の解析から、事件当夜に現場付近にいたことが判明し、そのことを追及されると、あっさりと容疑を認めた。

「奪った金は5000円だけです。女性が自分で尻もちをついただけで、肩を押して転倒させたというのも違いますが、口腔性交させたことは事実です」

大井の母親は息子の犯行さえ理解できなくなっているというが、兄はサジを投げており、勤務先の社長だけが再雇用を約束している。こういう男にも更生の道があるのだろうか。

(文中の登場人物はすべて仮名です)

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