スタンフォード大・佐々木麟太郎に“飛び級ドラフト指名”のウワサ 金の卵が選ぶのは日本かアメリカか

佐々木麟太郎インスタグラムより
昨年9月、米スタンフォード大学に進学した佐々木麟太郎(19=花巻東高卒)が好調だ。

「スタンフォード大学はNCAA(全米大学体育協会)のディビジョン1のアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)に所属し、全16校によるリーグ戦を行う。佐々木は『3番一塁』のレギュラーに定着、4月1日時点で通算成績は全26試合に先発出場し、32安打25打点、打率2割9分6厘と活躍しています」(スポーツライター)

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高校通算140本塁打を放ったパワーは健在だ。3月15日のデューク大戦では1試合に2本塁打、翌日も2試合連続弾。その影響か、佐々木の“飛び級でのドラフト指名”もささやかれ始めた。

メジャーリーグのドラフトは7月。指名対象は「4年制以上の大学生の場合、3年以上の在学か、2年以上在学している21歳以上」と決められており、佐々木が対象となるのは2027年。しかし、日本のプロ野球界も金の卵の流出危機をボンヤリ眺めているわけではない。

「’23年10月にルールを改定。海外の学校に在学中の選手の交渉期間をドラフト会議翌年の3月末から7月末に延長したことで、日米両方のドラフトで指名を受け契約先を選ぶことが可能になりました」(球界関係者)

日米両方のドラフトを受けられる

’27年7月、MLBドラフトで佐々木が指名されても、前年10月に指名したNPB球団は「待った」を掛けられる。

佐々木の側からすれば、NPB、MLBのどちらの指名を受けるのか二択になるのだ。

「佐々木も大谷翔平のいるドジャースに行きたいはず。意中のMLB球団以外の指名だったら、NPBを選択するかも」(同)

さらに気になる情報もある。

今春に花巻東高を卒業した実妹の秋羽(18)が、巨人の女子チームに入団。すでにチームにも合流している。こちらは俊足の1番打者タイプだ。

「筑波大に進学し、大学生とプロ野球選手の“二刀流”です。女子チームの新人獲得にドラフトはありません」(同)

将来的に佐々木兄妹が同じユニフォームを着て、日米球界を盛り上げる可能性も少なくない。

「週刊実話」4月17日号より一部内容を変更