ボロクソの掛け合い漫才で大注目! 参院選出馬・泉房穂氏と“同期”の橋下徹氏が政界復帰する日

橋下徹氏(C)週刊実話Web
3月24日、前兵庫県明石市長の泉房穂氏が、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)から無所属で立候補することを表明した。

これに対し早くも噛みついたのが元大阪市長の橋下徹氏だ。

参院選前から2人のバトルはヒートアップしている。

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泉氏といえば、明石市長時代、子供の医療費無償化など子育てや福祉支援策の手厚さで11年連続人口増を達成するなど、その市政運営は全国的に注目された。

一方、道路の土地買収が進まないことで担当職員に『火つけて捕まってこい』などの暴言を吐いて批判も浴びた。

度重なる不適切な言動などの責任を取り4選で引退。以降、テレビコメンテーターとしても活躍していた。

「参院選出馬会見で泉氏は昨今の国民のひっ迫した生活を見聞きし、『今は国が国民に冷たい。どっち向いて政治やってんねん!』と強い口調で話していました。これに即、『卑怯、ずるい立候補』と食いついたのが、司法修習生同期の橋下氏です」(テレビ関係者)

泉氏が出馬宣言した直後、橋下氏は「泉氏の持論は政権交代。それには衆院で議席取ることが重要。しかし、地元明石には選挙に強い西村康稔さん(元経産相)がいる。そこの勝負を避け参院というのは、ただ国会議員になりたいだけ」とバッサリ切り捨てた。

本当は信頼し合っている?

泉氏も負けてはいない。自身のXで「私は闘いの現場に戻り闘うことを選んだ。笑われても、傷ついても、私は闘い続ける覚悟だ」と橋下氏が外野で批判することを揶揄した。

また、泉氏は出馬会見で「魅力的な政党がない」と発言し翌日これを撤回したが、橋下氏はこれに対し「魅力がないと言っていた立憲・国民に頭を下げる。一人で勝負せんかい! 当選してもなんもでけんわ」とボロクソだ。

泉氏と橋下氏のバトルは「漫才の掛け合いでエール。本当は信頼し合っている間柄」と指摘するのは、関西の某県議だ。

「発信力と行動力のある泉氏には、庶民生活第一の政治を期待したい。やはり、大きな発信力のある橋下氏も国政に打って出て、泉氏とスクラムを組んで新しい日本を作ってほしい」(同)

2人は元ラガーマン。ノーサイドとなった先に待ち受けるのは?

「週刊実話」4月17日号より