「感染性胃腸炎」の患者数が急増中! お花見や歓送迎会では無防備な感染に要注意

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ノロウイルスなどの感染性胃腸炎が猛威を振るっている。

寒暖差による体調不良で免疫力の低下に加え、花見や歓迎会シーズンに入り、さらなる患者の増加が懸念されている。

「花見や歓送迎会に酒はつきもの。トイレのドアノブや水道の蛇口にウイルスが付着している恐れがある。ウイルスが付着した手でスマホをいじったり、飲食したりすると、感染性胃腸炎を発症しやすい。酒を飲む機会は注意が必要です」(医療ジャーナリスト)

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国立感染症研究所によると、3月9日までの1週間に全国約3000の小児科医療機関から報告された感染性胃腸炎の患者数は1医療機関当たり11・38人で、過去10年で最も多くなっている。

「3月以降、寒暖差が激しく最高気温が25度を超えた翌日に10度以上も急降下した日がある。その結果、寒暖差不調による感染性胃腸炎の患者が続出したんです」(東京都江戸川区の内科クリニック院長)

感染性胃腸炎は細菌やウイルスなどの病原体による感染症で、毎年秋から冬にかけて流行することから「冬の感染症」と呼ばれている。

原因となる病原体はノロウイルス、ロタウイルスのほか細菌や寄生虫だ。

手洗い、消毒が必須

「症状は病原体によって異なりますが、潜伏期間は1~3日程度。ノロウイルスによる胃腸炎では主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、頭痛。小児は嘔吐、成人は下痢が多い。有症期間は平均24~48時間です。ロタウイルスによる胃腸炎は嘔吐、下痢、発熱が見られ、乳児では痙攣を引き起こすこともある。有症期間は平均5~6日。感染しても発症しないケースがあり、軽い症状の人もいる」(同)

感染経路は病原体が付着した手で触れることによる接触感染、汚染された食品を食べたことによる経口感染がある。

「トイレに行った際は石鹸で手を洗うように心掛けて下さい。消毒には次亜塩素酸ナトリウム入りの塩素系漂白剤を薄めた霧吹きスプレーで拭き取るのも有効です」(前出・医療ジャーナリスト)

行楽の季節、感染性胃腸炎対策は万全に。

「週刊実話」4月17日号より