“日米公式リーグ交流戦”解禁へ ドジャース&カブス日本開幕戦の成功が決定打に

トランプ大統領が「日米オールスター」を持ち出す可能性も

MLBの根幹に関わる規則は、球団オーナーなどで構成されるメジャーリーグ機構と選手会の話し合いで決める。

現在の労使協定は’26年12月1日で失効するが、今後の大きな争点の一つが試合数の削減だ。

世界戦略、とりわけ東アジアの市場拡大を狙うMLBは、現在のレギュラーシーズン162試合を1960年までの154試合に戻すことを検討している。

狙いは日本でのシーズン中のMLB公式戦、日米両国リーグのシーズン中の交流戦だ。

「欧州と違って米本土から日本へは、片道平均約11時間のフライトが必要となる。そこで試合数を減らし、日程に余裕を持たせようということ。しかし、オーナー側には試合数削減に合わせて、それに比例した選手年俸のカットの思惑が透けて見え、選手会が猛反発している」(MLBアナリスト)

しかし今回の日本開幕戦で、その問題が解決した。日本でMLBの試合を実施すれば、年俸のカット分以上の収益が選手会に配分され、選手へ還元されることで帳尻が合うことが分かったからだ。

大谷をはじめ、昨季のワールドシリーズを制したドジャースは、4月7日にホワイトハウスを表敬訪問し、トランプ大統領と面会する。

この席でトランプ大統領が、この「日米オールスター」プランをサプライズで持ち出すとの情報もある。吉報は届くか。

「週刊実話」4月17日号より