ドジャースに完封勝利で「阪神タイガースこそ『悪の帝国』だ」藤川阪神の注目度が米球界で急上昇中

阪神甲子園球場(C)週刊実話Web
球団創設90周年を迎えた阪神タイガースが、米国で何と紹介されているかご存知だろうか。なんと「悪の帝国」なのである。

「阪神はカブス、ドジャースとのプレシーズンゲームで2戦連続完封。2試合目でドジャース打線を黙らせ、そう言われるようになりました」(スポーツライター)

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もともと「悪の帝国」は、ドジャースに対する揶揄だった。

昨年オフも佐々木朗希をはじめ米FA市場の注目選手を強奪し、その貪欲すぎる補強を皮肉ったもの。

さらに言えば、「悪の帝国」とは映画『スターウォーズ』シリーズ内で登場した敵軍のことで、次々と大型契約を結んでいくドジャースが憎まれていたわけだ。

しかし、藤川タイガースがその名を拝命した理由は、少し異なるようだ。

米メディア『ロサンゼルスタイムズ』が、速報で《カブスから完封勝利を挙げたタイガースが、またしても印象的な試合を見せた。ドジャース打線も完封した。東京シリーズ開幕前の最終調整で、大型補強をしたドジャースを黙らせたのだから、阪神タイガースこそが本当の『悪の帝国』だ》と伝えた。

「悪の帝国」との呼び名は褒め言葉のようだが、喜んでばかりはいられない。

「ドジャース戦に先発し、5回1安打7奪三振、無失点と好投した才木浩人(26)が注目されています。打者では決勝3ランを放った佐藤輝明(26)の評価が上方修正されました」(同)

藤川監督は采配に集中できない?

昨季から才木目当ての米スカウトも目撃されていた。

伸びのあるストレート、鋭く曲がるスライダー、15%強の空振り率を誇るフォークボールは高く評価されており、「近年中に球団も才木の挑戦を応援する」とみられていた。

「才木ですが、高校時代から米スカウトが視察を重ねて来ました。阪神もそれを知っていたので、『将来の挑戦』の話もしてきたはず。昨年の契約更改で、MLB志望を公言した佐藤の今後も気になります」(球界関係者)

一部では「才木の渡米は来年か再来年、佐藤も再来年」といわれている。

しかし、米メディアもこの2人に注目するようになったため、「球団がポスティングシステムを容認する時期も前倒しになるのでは?」との見方も強まってきた。

藤川球児監督も球団創設90周年を優勝で飾りたいと思っているはずだが、投打の中心選手が「優勝を置き土産に…」なんてことにもなりかねない状況だけに、采配に集中できないかも?

「週刊実話」4月17日号より