大阪・関西万博“開催直前”でも拭えない不安…大﨑洋氏が指摘「何をやるか分からないでは興味を持ちません」

吉村洋文大阪府知事(C)週刊実話Web
いよいよ大阪・関西万博の開幕(4月13日、大阪市・夢洲)まで2週間余りとなった。

しかし、前売り券販売は3月12日時点で約820万枚と低迷。同万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)や関係者らは頭を抱えている。

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「万博協会は開催期間中の来場者を2820万人と見込み、前売り券の販売目標を半分の1400万枚と設定しました。それが開幕1カ月前で6割に届いていない。目標達成は事実上、不可能で地元の関西ですら盛り上がりに欠けています」(在阪フリーライター)

ちなみに、万博開催が目前となったためか24日までにYouTubeチャンネルを更新した吉村洋文大阪府知事は、「よく“赤字”って言われるんですけど、1800万枚で黒字なんですよね。開幕前で1000万枚いきましたから、これからなんで。収益事業をやっているわけではないので、そこが本質的に重要ではないと思ってます」とコメント。さすがに腹をくくったようだ。

大阪・関西万博に全面協力している吉本興業ホールディングス前会長で、万博催事検討会議の共同座長を務める大﨑洋氏がこう語る。

「人気歌手・Adoちゃんのオープニングスペシャルライブ発表直後、前売りチケットの売り上げが一気に伸びました。吉本も含めて各企業や各国もパビリオンでどんなイベントをやるのかまだ発表していない。これでは前売り券は売れませんよ」

前売り券約820万枚の大半は企業・団体向けに販売されたもの。直接、来場者数に結びつくかは未知数だ。

「ネットサイトで前売り券を売る不届き者も出ています。メルカリなどの“フリマサイト”や金券ショップで万博のチケットが販売されている。万博チケットは個人で購入する際は“万博ID”を取得して個人情報を入力しなければならない上、原則として購入者以外は使えない。ところが、企業・団体が購入して個人の万博IDを後から紐づけるタイプのチケットの場合、紐づける前なら転売で入手しても使用できます」(イベント会社スタッフ)

万博協会は不特定の人への転売を禁止しているが、まとめてチケット購入した企業、団体先からの転売を防ぐのは難しい。

修学旅行客は200万人の見込み

一方、前述した個人で購入する“万博ID”の購入手続きは煩雑なため、躊躇する人も続出しているという。

「ネットを使って万博ID利用規約と個人情報保護方針に同意した後、個人情報として、名前・生年月日・メールアドレスなどを入力する。ネットに不慣れな高年者などには小難しい操作だから、前売り発売の障害になっているのです」(前出・フリーライター)

万博協会は修学旅行などの予約が200万枚見込まれるとして「1000万枚の目途が立った」と発表したが、一般客については触れていない。

「いくら万博をアピールしても、何をやるか分からないでは興味を持ちませんよ。1日も早くパビリオンなどでのイベントを発表すべきです」(前出・大﨑氏)

ドジャース・大谷翔平級のスターをイベントに呼べば万博は盛り上がる。

「週刊実話」4月10日号より一部内容を変更