幼稚園のお遊戯を「なに、それダサッ」と痛烈批判! 茶髪&ヘソピをねだる“ダンサー志望園児”



「すっぴんでステージに立ちたくない」

「本人は抜擢されたと思っているようですが、実際は他の園児が結愛と踊るのを嫌がったからです。結愛はよく言えばダイナミック、悪く言えば傍若無人に踊るので他の園児が威圧感を感じて動けなくなっちゃうんですよ。もう親としては恥ずかしいやら申し訳ないやらで、ずっと肩身が狭かったです」

筆者は結愛ちゃんのママから彼女が踊っている動画を見せてもらったのだが、確かに幼稚園児とは思えないパフォーマンスだった。

手足を動かすスピードは他の園児に比べてほぼ倍速。肩や腰のキレのある動きはK-POPアイドルのようだし、目線や表情の付け方も本格的だった。

「まさにダンスの申し子と言う感じ。もう天才ですね」と筆者が絶賛するも結愛ちゃんのママは苦笑い。

「褒めていただけるのは嬉しいんですけど、親としてはもう少し…いや、かなりかな? 子供らしさが欲しいです。お気づきになりました? お遊戯会で結愛だけがメークをしているんですよ。『すっぴんでステージに立ちたくない』と言って譲らなかったんです。服装も一応園服を着ていますけど『上履きじゃ踊りにくい』と言い張って、1人だけダンスシューズを履いているんです。幼稚園では大目に見てもらえましたけど、小学校じゃそうはいかないじゃないですか? 今から頭が痛いです」

ダンサーとしてのビジュアルにもこだわる結愛ちゃんは、「入学式までに髪を茶髪にして、耳とおへそにピアスをする」と言い出しているらしく、「絶対ダメ!」「お願い!」という親子の攻防戦が連日繰り広げられているという。

「他人事だと思って…」と叱られそうだが、そう遠くない将来、結愛ちゃんがキッズダンサーとして世間をにぎわせるような気がして楽しみで仕方がない。

取材・文/清水芽々

清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。