吉村大阪府知事がく然! 大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」浸食被害でこりゃあかん!

吉村洋文大阪府知事(C)週刊実話Web
4月13日の開幕まで1カ月を切った大阪・関西万博(大阪市・夢洲)で、またまたトラブル発生――。同万博のシンボルとなる木造大屋根リングの土台が「崩壊するのではないか」と危惧されているのだ。

「大阪・関西万博の前売り販売は約806万枚(3月5日時点)です。これは目標1400万枚の6割にも届いていません。しかも、大半は企業が購入したとみられ、一般人はごくわずか。パビリオンの建設工事の一部が開幕までに間に合わない可能性も高まり、万博関係者は頭を抱えています。そこにきて今度は2キロにわたる木造リングのうち、約600メートルの土台護岸がえぐれているのが発覚したのです」(全国紙社会部記者)

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運営する日本国際博覧会協会は、浸食原因について「風が強く、浸食はその風での波の影響によるもの」などとし、「リング下の地中には60メートルの杭が打ってあるので安全性に問題はない」と強調。今後は護岸を砕石で覆うなどの保護方法を検討するとしている。

「万博協会側が説明するように、仮に『問題のない浸食』だとしても、浸食被害を把握してから公表(3月10日)するまでに約2週間を要しています。『世界最大の木造建造物』として同4日にギネス認定されるまで“えぐれ”を隠していた疑念さえ浮上しています。問題は、万博協会に、すべてにおいて真相を公表しない“隠ぺい”がないかです」(同)

SNSでは「開幕1カ月前でリングの盛り土がボロボロ。台風が来たらどうなるのか」などと懸念する声も多数寄せられている。

ダウンタウン浜田の無期限休養でWパンチ!

そもそも、大阪・関西万博は建設予算の大オーバーに始まり、前述したように前売り券販売不振、パビリオン工事の遅れなど不測の事態のオンパレード。さらに追い打ちをかけるようなニュースも飛び込んできた。

「大阪・関西万博のアンバサダーに就任している『ダウンタウン』の浜田雅功が無期限の休養に入ってしまった。相方の松本人志は昨年早々に女性スキャンダル疑惑で活動休止している。万博の実質責任者の吉村洋文大阪府知事は『とにかくお大事に』としか言葉が出ないほどのショックを受けています」(府政担当記者)

本誌でも再三伝えている通り、同万博は『呪われた万博』になりつつあるのだ。

「ここにきて、政府のテコ入れもあり前売りは微増しているが、もう手遅れですよ。あとは昨年、訪日外国人旅行消費額が約8.1兆円と過去最高を記録したインバウンド客に期待するしかないでしょう」(同)

大阪・関西万博に“輝く未来”は描けそうにない。

「週刊実話」4月3日号より