今年は5月5日に沖縄地方と奄美地方が「梅雨入りしたと見られる」と発表された。その後、九州から東海も続々と梅雨入り。もしかすると、本号発売の頃には関東も梅雨入りしているかもしれない。
観測史上、異例の早さで各地が梅雨入り。ということは、天候によって勝敗が左右されるオートレースで、雨巧者の「稼ぎ時」が訪れることを意味する。ここでは、まもなく梅雨入りする関東地方でGⅡを控える、川口と伊勢崎の雨巧者事情を、ちょっと頭に入れておきたい。
まずは伊勢崎。6月には雨巧者が大挙斡旋されている『GⅡ稲妻賞』が控えている。そこで不動の中心となるのが、抜群の安定感を誇る髙橋貢。現状は、良走路より格段に勝率がアップするのが雨天走路だ。そして、吉原恭佑もインサイドからの走りにブレがなく、安心感がある。
雨巧者の近況検証が当たり車券への近道
また、吉田恵輔も「降れば頭」という程の巧者で、近況も充実。逆に少し心配なのが栗原勝測。近況の雨がひと息で、試走気配には注意したい。
続いて川口。ここでは屈指の巧者・大木光が最近、得意の雨で低調。以前は「雨なら絶対」という信頼感があったが、近況は取りこぼすことも少なくない。対して若井友和、加賀谷建明については、不安は皆無。余程の「雨メンバー」に組まれない限り、安心して頭で狙える近況だ。山田達也も力強さがあり、「まくり」が効くコンディションなら、滅法強い。
当分の間は雨巧者の近況を検証しながら車券推理するのが、当たり車券への近道かもしれない。
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