地方競馬では、注目のダートグレード競走が2鞍開催される。まずは5月27日、門別競馬場でシーズン最初に実施されるダートグレード競走『北海道スプリントカップ』だ。
ダートグレード競走のスプリント戦線を賑わす強豪馬が中心となり、そこに北海道所属の上位勢が挑む構図となっている。ここ数年は地方勢の奮闘ぶりも目立っており、2020年には北海道所属のメイショウアイアンが、前年2着の雪辱を果たし優勝した。また、17年のニシケンモノノフは、地元門別デビューからJRAへ移籍した経歴を持ち、デビューした門別の地でコースレコードを記録する見事な勝利を飾っている。
今年4月、大井の東京スプリント(JpnⅢ)で初のダートグレード競走のタイトルを手に入れ、その勢いをそのままに参戦するリュウノユキナも17年門別のデビュー。4年ぶりの門別の地で、凱旋勝利を挙げることができるか。
また、今年からホッカイドウ競馬では、JBC協会の支援のもと、「カウントアップチャレンジ2021」をスタート。これは3歳以上の重賞競走を距離適性等のカテゴリーに応じてシリーズ化し各シリーズにおいて複数回優勝した馬の馬主、および調教師に対しJBC協会からボーナスを支給するもの。北海道スプリントカップはカウントアップSシリーズの対象レースとして選定されているだけに、地元勢としてもそう簡単にJRA勢に主導権を握らせるわけにはいかない。昨年以上の熱戦に期待しよう。
全国の一流馬が参加しやすい『さきたま杯』
さて、浦和競馬では6月3日に『第25回さきたま杯』(JpnⅡ)が開催される。この時期はJRAでも古馬短距離競走がないので、全国の一流馬が参加しやすいレースでもある。過去10年のJRA組の連対率は5割を超えるが、近年は地方馬が浦和の指定交流競走で活躍する場面が多く、逆転のチャンスは十分ある。
地方馬で3着以内に入った馬は、東京スプリントで善戦することが多い。今年の東京スプリント1着リュウノユキナは、前出の門別・北海道スプリントカップに出走予定。それならば2着サブノジュニア(大井)、3着キャンドルグラス(船橋)に当然期待がかかる。
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