16歳の張本美和を卓球王国・中国が警戒!「中国女子の優位性を崩す唯一の選手」

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張本美和(16)の時代が到来か。

卓球の世界一を決める『世界卓球2025』が、5月にカタールのドーハで開催。女子シングルスの出場者は早田ひな(世界ランク5位)、張本美和(同6位)、大藤沙月(同8位)、伊藤美誠(同9位)、平野美宇(同15位)の5名だ(世界ランキングは3月4日時点)。

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世界一を決めるこの大会はその名の通り、ランキング上位者と年度内の国際大会で好成績を残した者だけで争われる。

ランキングは早田が5位で上だったが、世界が警戒しているのは、6位の張本だ。

「卓球の世界一はご存じ中国。その中国が張本の飛躍を確信し、『近年中に張本の時代が来る』と、自国の選手たちにハッパを掛けるような特集ニュースを伝えた」(特派記者)

中国メディア『捜狐(そうこ)』が3月1日、卓球の今シーズンの見どころを紹介した。

世界ランキングの上位は相変わらず中国勢が独占している。しかし、この状況を指して「上位を占めている中国選手の顔触れが変わっていないこと」を指摘している。

10代で「トップ10」入りは張本だけ

「女子世界ランキングの上位4人が中国選手で、トップ10でも5人を占めています。でも、『捜狐』はこの上位4選手の高齢化を心配し、張本の時代が来ると主張する根拠として、『トップ10の中で唯一、10代でランキング入りした選手は張本だけだ』と伝えている」(同)

高齢化と言っても、20代半ば。アスリートとしてのピークはこれからだが、卓球大国・中国から上位を脅かすような若手が出ていないのは事実だ。

また、中国メディア『羊城晩報』は、2月に開催されたアジア大会も指して、「パリ五輪からさらに成長している」と称賛していた。

「張本は準々決勝で中国の孫穎莎と対戦し、激戦の末に敗れました。孫はここ数年、ランキング1位から落ちたことがありません。その孫を最後まで苦しめたのですから、中国が警戒するのも当然」(同)

今のところ、国内外共に同世代のライバルはいない。’25年が「張本時代」の幕開けとなるかもしれない。

「週刊実話」3月27日号より