日本テレビ“冬ドラマ”で一人負け!『ホットスポット』や『アンサンブル』が大コケしたワケ



赤楚衛二の映画はヒットしてるのに…

そんな『アンサンブル』に負けず劣らずつまらないのが、赤楚衛二主演の『相続探偵』だ。

視聴率は5%台をウロウロし、同名漫画が原作ながら良くも悪くも印象に残らないドラマになってしまっている。

「赤楚さんは、1月公開の映画『366日』が興行収入で20億円を突破するヒットを記録している。そう考えると、『相続探偵』の数字はさびしい限りです。とにかく主人公に魅力がなく、しっかり練ってキャラ設定されていない印象で、コミカルな演出は多いが赤楚さんの良さを引き出せていない。映画はヒットしているのですから、赤楚さんではなく制作スタッフの腕の問題でしょう」(同)

では、なぜ日本テレビのドラマは“駄作”ばかりなのか。

「日テレは、深夜ドラマも含め方向性を見失っているようです。2023年10月期ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが亡くなった事件を受け、局全体でコンプライアンス重視の動きが強くなり、思い切ったドラマを制作できない。日テレはそもそもドラマプロデューサー間での交流が活発でなく、他局よりドラマの制作部隊が弱い。春ドラマが発表され始めているが、日テレの一人負けは続きそうだ」(前出・編成担当者)

『セクシー田中さん』の問題で視聴者の信頼を失った日本テレビだが、回復にはまだまだ時間がかかりそうだ。