レジ袋も再無料化?“トランプの一声”でプラスチック製ストローが大復活!

画像はAIで生成したイメージ
トランプ米大統領は連邦政府機関での紙製ストロー廃止の大統領令に署名(2月10日)した。

紙製かプラスチック製か。環境負荷について議論を呼んでいる。

「プラスチック製ストローより紙製ストローの方が“環境負荷が高く環境汚染につながる”といった指摘を受けて、トランプ大統領は紙製ストロー廃止に踏み切ったようです。コーティングされている樹脂に着目すれば、紙製の方が環境負荷は高いといえます。半面、プラスチック製の方は海洋汚染や海の生物が餌と間違って食べてしまうマイクロプラスチック問題を引き起こす原因になる。どちらに重きを置くかで意見は分かれます」(環境ジャーナリスト)

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もっとも、世界では脱プラスチックの動きが進んでいる。

日本ではスーパーやコンビニなどで無料だったレジ袋の有料化が2020年7月からスタート。推進したのは当時の環境大臣だった小泉進次郎氏だ。

「22年には“プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律”が施行されたことで、大手外食チェーンはプラスチック製ストローから紙製ストローにした。レジ袋については手提げ袋を持参することで、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、書店などで万引き被害が急増した。日本政府が推進してきた脱ストローや脱レジ袋は正しかったのか? 紙ストローに転換した大手外食チェーンなどは困惑していますよ」(消費生活ライター)

バイオマスストローが大注目

大手喫茶店チェーンのスターバックスコーヒージャパンは、紙ストローからバイオマス素材ストローへの変更を昨年12月に発表している。

プレスリリースの中では「環境負荷の低減」を押し出している。

「スタバのバイオマス素材ストローは、従来のプラスチック製品とは違って海洋の中で長い時間をかけて分解されるもの。“永遠のゴミ”になるプラスチック製品の欠点は改善されている。今後、他の外食チェーンもバイオマス素材ストローに変更するのでは。レジ袋にもバイオマス素材が適用されると思います」(同)

まさに“トラの一声”。

「週刊実話」3月20日号より