ザ・タブー

SEXは長寿の源だ! 70代の性生活㊙実録集~Part2~

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【これが高年者のSEXだ! 70代の性生活㊙実録集~Part1~】からの続き

近頃は、コロナで出会いの機会が減ったと言われているが、肉食系高年者たちに言わせれば「それはチャンスを作ろうとしていないだけ」だという。たとえば、70歳で妻と2人暮らしの男性の体験談はこうだ。

「コロナ禍が始まって、町内の有志で独居高年者を訪問するボランティアを始めたところ、その仲間と燃え上がっちゃって」

なんでも、ボランティア仲間の中にいた50代人妻と意気投合したのだという。

「最初は、用事ついでに電話で何気ない雑談を交わしていたのが、ある時、互いに性生活の愚痴を言い合う流れになって。そのままエロ話をしていたら『私、濡れてきたかも』なんて言われて、そのまま互いに性器を弄り合ったんだよ。スマホがあるから、テレフォンセックスもしやすくなったね。あんなに大量に放出したのは、久しぶりだったよ(笑)」

その後も互いに家族の目を盗んで週2回のペースで続けているとのことで、「コロナが終わったらこっそりホテルに、って話も出ているんだ」とうれしそうに教えてくれた。

さらに、67歳で一人暮らし男性はこう話す。

「行きつけのスナックが時短要請で苦しんでいてさ。ママが気の毒で、なるべく足繁く通って高いボトルを入れるようにしていたら、ある日『閉店だけど、もうちょっといてよ』って。シャッターを下ろして、店のソファでやっちゃったよ。狭い店内に響く声がセクシーだったね、ソファにシミがつくほど濡れちゃって。それ以降、ちょこちょことね」

どんな状況でも、チャンスをつかむ気を持っていることが大事なのだとか。こうした行動力も、若さの維持につながるのだろう。

では、冒頭の「セックスは健康・長寿のヒケツ」という話を詳しく探っていこう。色川氏はこう話す。

「歴史上の人物でも、徳川家康は正室・側室と合わせて18人の妻がいたと言われています。生まれた子どもは20人以上で、70代まで生きている。信長が『人間50年』と歌ったように、平均寿命が50歳くらいだった当時では、かなりの長寿です。徳川家では、家臣の妻に手を出しまくったという綱吉が63歳まで生き、徳川家斉は69歳で死ぬまでに55人の子どもを作っています。他にも、52歳の時に28歳の女性を妻にした小林一茶は、その後、脳卒中を経験しながらもセックスし続け、60代でも子どもをもうけています」

長生きをしている歴史上の人物の経歴をたどると、その性豪ぶりがうかがえることが多いのだという。

「セックスは健康だけでなく、男のやる気にもかかわり、立身出世につながる」と色川氏。

では、なぜ性に貪欲な男は長生きをするのだろうか。動物人間学研究者の春江次郎氏に聞いてみた。

「勃たないかも」と消極的になるのはもったいない

「老化の原因の1つには、さまざまなホルモンの分泌量が、加齢とともに低下することが挙げられます。しかし、セックスによって脳や体が刺激を受けることで、ホルモン分泌が活性化し、その結果、老化を食い止めるのではないかと考えられます。たとえば、セックス時に分泌される男性ホルモンの代表と言われるテストステロンは、筋肉の増強や向上心アップを促してくれます」

セックスと健康やアンチエイジングの関連性については、世界中でさまざまな研究がされているという。

「アメリカ・ペンシルベニア州のウィルクス大学の研究では、週に1~2回セックスをすると、風邪ウイルスに対する抵抗力を発揮する〝グロブリンA〟というホルモンが多く分泌されるという結果に。また、2020年に欧州の医学誌に発表された研究では、心臓発作を経験した後に以前と同じか、それ以上の頻度でセックスをしていた人は、減らしたりやめたりした人に比べて死亡率が低かったことが示されています」

こうした研究結果から考えるに、健康維持にかかわるホルモン分泌を助けたり、適度な運動により血流を促して血管を強くしたりするといった効果が、セックスには期待できるのだと春江氏は言う。しかも、たとえ勃たなくても、「手をつなぐ、抱き合う、キスをするといった〝ドキドキする〟行為によって、フェニルエチルアミン(PEA)やオキシトシン、エンドルフィンといったホルモンが分泌されます。これらのホルモンはストレスを軽減させ、爽快感や幸福感をもたらします」とのことだから、「勃たないかも」と消極的になるのはもったいない。

さらにセックスによるアンチエイジング効果について、こんなことも言えると春江氏。

「高齢になってもセックスライフを謳歌している男性たちは、足腰が衰えにくく、腹のぜい肉も少ない。セックスはランニングのような有酸素運動と、筋トレのような無酸素運動の組み合わせとなるため、脂肪がつきにくく、筋力を維持することに効果があるわけです。これは女性も同じで、セックスでダイエットをしているという人もいます」

激しい動きで腰などを痛めてしまっては本末転倒だが、負担のない範囲でベッド上での運動を重ねていくことで、若々しいカラダを維持していきたいものだ。

セックスをすれば長生きすると言われても、「肝心の相手がいない!」「妻とはなかなかできない」という男性も多いはず。それならば、まずは適度な頻度でオナニーに励むことを80歳の春江氏は推奨する。

「3日に1回を目安に自慰行為をすることが適度な運動となり、アンチエイジングにつながると考えられます。ただし、やりすぎるとテストステロンの分泌量が減少してしまうので、気をつけましょう」

若い頃のように野獣になる必要はない

今はインターネットでさまざまなアダルトコンテンツが楽しめる時代。総務省の平成30年の調査では、60代の76.6%、70代の51.0%がインターネットを利用しているという。

前出の色川氏によれば、

「ネットでAVを見ながら自慰や性の研究をしている中高年は多くいます。60~70代男性100人に調査したところ、家人に隠れてインターネットでアダルトサイトを見ながらオナニーに励んだ経験のある人は34人。3人に1人が、パソコンや携帯・スマホでオナニーしていたんです」

昼寝をしているフリをしながら、布団の中にスマホとティッシュを持ち込み、片耳にイヤホンを突っ込んでシコシコ。妻が買い物に出かけたらすかさずパソコンを開いて…など、それぞれに工夫を凝らしているのだとか。昔のようにエロ本を買ったりビデオを借りたりせずともオカズが入手できる時代を、シニア世代も堪能しているのだという。

「インターネットなど、新しいものに挑戦することも脳を刺激して老化防止につながるでしょう。好奇心と遊び心を忘れずにいることが、健康でいられるヒケツです」(色川氏)

さらに、新しいものに触れながら脳もアソコもしっかり刺激を受けることで若々しさを取り戻せれば、妻との夜の生活が戻ったり、素敵な女性と巡り会えたりするチャンスも増えるだろう、と色川氏。

加えて、冨田氏は「巡り会った女性と性生活を楽しむために大切なこと」として、女性たちの声をこう代弁する。

「女性の場合、セックスの満足度はオーガズムに達するかどうかではなく、どれだけ安心した幸せな気持ちになれたかに関わっています。ですから、がっつかれたり、勃つことにこだわる様子を見せられたりすれば興ざめしてしまうことも。特に相手が中高年の場合、女性は刺激よりも『父親といるような安心感』を求めていることも多い。仕事に追われる日常に疲れていることもあり、『子どものようにかわいがる』の延長でエッチなこともするというイメージで接してもらえると、リラックスできて幸福感が満たされ、離れられなくなります」

若い頃のように、野獣になる必要はない。中高年には中高年相応のよさを活かして、駆け引きを楽しみ、性を味わえばいいのだ。

今だからこそできるセックスライフを、堪能してみてはいかがだろう。
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