「松坂桃李でも…」「ゾッとした」日曜劇場『御上先生』生理用品“大量購入”シーンに賛否

松坂桃李 (C)週刊実話Web
日曜劇場『御上先生』(TBS系)第7話が3月2日に放送。松坂桃李演じる高校教師・御上孝(松坂桃李)が生理用品を購入するシーンに賛否が起こっている。

ドラマは、文部科学省から私立高校「隣徳学院」に左遷された東大卒のエリート官僚・御上(松坂)が、現場から教育制度の見直しを行う社会派ストーリー。

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第7話では、家庭の貧困からドラッグストアで生理用品を万引きした女子生徒・椎葉春乃(吉柳咲良)を中心に話が展開。

ドラッグストアから連絡を受けた御上は、副担任の是枝文香(吉岡里帆)を椎葉の家に向かわせ、自身は椎葉のもとへ。

泣いて謝る椎葉をなだめると、店のカゴ2つを持って生理用品売り場へ行き、大量に生理用品を入れて「これだけあれば卒業まで足りる?」と確認。

椎葉が驚きつつもうなずくと、御上はレジで会計し、「生まれて初めて買ったよ」と椎葉に微笑みかけたのだった。

「普通にそんなん言われたら気持ち悪い」

男性教諭でありながら、女子生徒のセンシティブな悩みに対し、実直に行動した御上。

視聴者からは
《その気持ちだけで泣きそうになるわ》
《カゴ2つ分買ってあげる御上先生が優男すぎてそこから進めない》
などと、絶賛する声が続出。

だが、その一方で「生まれて初めて買ったよ」と微笑みかけるセリフに対し、
《普通にそんなん言われたら気持ち悪いし、セクハラだと思う》
《このシーンゾッとしたw》
《このニコッが松坂桃李でもキモっだった…》
など、不快感を示す声もあがっている。

「貧困が原因で生活必需品であるナプキンさえも買えず、万引きに至った生徒のことを考えた男性教諭としての発言ならば、そこは初めて買ったことではなく、『結構値段が高いんだ、知らなかった』ということを強調したほうが自然だったかもしれません。センシティブな話題だからこそ、セリフひとつひとつに気を配る必要があるでしょう」(芸能ライター)

こうした女性の月経に関する描写は、年々増えつつあるという。

「2024年放送の朝ドラ『寅に翼』では、ヒロインの寅子(伊藤沙莉)は生理が重いタイプとして描かれた。生理痛に苦しむ様子や、寝込んで仕事を休むシーンなどが盛り込まれ、視聴者の共感を得ました。地上波ドラマで生理を扱うことはタブー視される傾向にありましたが、これを機にやわらいだ気がします。実際に、現在放送中のドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)でも、母親がいない女の子が初潮に戸惑い、それを冨永愛演じる近所のカフェ経営者がサポートする話が放送されたばかりです。『御上先生』は松坂のキモさを演出するばかりになってしまったことだけが残念です」(同)

まだまだデリケートな話題だからこそ、ドラマの評判における良薬にも劇薬にもなる。

取り扱いには注意してもらいたい。