坂道グループで“下剋上”か?『櫻坂46』新曲のオリコン売上が『乃木坂46』に肉薄

乃木坂46 (C)週刊実話Web
もはや覚えている人は少ないだろうが、乃木坂46は2012年2月、AKB48の“公式ライバル”というキャッチコピーでデビューした。

だがライバルとは名ばかりで、一世を風靡したAKBとの差は歴然だった。

それから13年が経つ中で、乃木坂はいつしかAKBを超え、立場が逆転。アイドル界No.1の座をつかんだが、今度はそれを坂道グループの後発に奪われるかもしれない。

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「2月25日発表のオリコン週間シングルランキングで、櫻坂46の『UDAGAWA GENERATION』が48万枚で初登場1位を獲得しました。2位を獲得したハロー!プロジェクトのJuice=Juice元メンバー・稲場愛香のソロシングルに、実に46万枚もの差をつけています」(アイドル評論家)

ファン以外にはピンとこないかもしれないが、これは驚くべき数字なのだという。

「この数字は、坂道グループの始祖にしてトップの乃木坂とほとんど差がない。乃木坂は昨年12月にリリースした最新シングル『歩道橋』のオリコン初週売上が48.4万枚であり、櫻坂との差はわずか4千枚なんです」(同)

一見すると“下剋上”は目前に見えるが、そうは問屋が卸さないようだ。

「オリコンは複数買いの集計がカウントから弾かれることもあり、実数で言うとビルボードランキングの方が正確な数字に近い。そちらだと『歩道橋』61万枚、『UDAGAWA GENERATION』53.3万枚と差があるため、乃木坂の方がより多く買われていることが分かる」(音楽事務所幹部)

ファン人数では乃木坂が圧勝か

サブスクサービスでは、さらに大きな差が開いているという。

「Spotifyの月間リスナー数も、乃木坂が2月末時点で約65万人に対し、櫻坂は同35万人と大きく水をあけられている。まぁ、あくまでサブスクプラットフォームの1サービスに過ぎず、Apple MusicやAmazon Musicではまた異なるかもしれないが、Spotifyは配信サービスでは最大手のため、尺度としては有用だろう」(前出・音楽事務所幹部)

こうしたデータからも、乃木坂が一歩リードしているのは間違いないだろう。

坂道グループといえば、最も後発に2019年3月デビューの日向坂46がある。

こちらも1月末リリースの最新シングル『卒業写真だけが知ってる』はオリコン初週売上42.8万枚と肉薄しているが、ビルボードでは49.6万枚と、まだ乃木坂には及びそうにない。

「写真集がヒットしているメンバーはいますが、音楽活動では後発というのもあって3組では最も売り上げが少ない。乃木坂、櫻坂ともに新曲センターが森田ひかる、遠藤さくらとエースメンバーだったこともありますが、日向坂も新曲センターはエースの小坂菜緒だから条件は同じ。ここからさらに伸びることに期待したい」(同)

“アイドル戦国時代”はもはや死語であり、今は坂道グループ3組がしのぎを削る三国時代に突入したのだろうか。