伊藤沙莉の「18歳差婚」で大注目! 演劇業界で“年の差婚”が増殖する妬ましき裏事情



性加害か“一生の伴侶”か

要は、一種の“吊り橋効果”とも言えようか。

アカデミー賞主演女優賞を獲得した映画『ブラック・スワン』(2010年公開)では、主演のナタリー・ポートマン演じるバレリーナがプレッシャーに耐え切れず精神を崩壊させていく姿が描かれたが、大きな舞台に立つ女優にかかる重圧は計り知れないといわれている。

「その証拠に伊藤沙莉は21年に蓬莱が演出を務めた『首切り王子と愚かな女』に出演。これがヒロイン役を射止めた初の大舞台だったため、その重圧が蓬莱との交際の一因となったのは間違いない。また、程度の大小はあってもこうした仕事上のストレスを和らげてくれる演出家が、女性から好意を寄せられる機会が多いことは疑いようのない事実なのです」(前出・芸能関係者)

もっとも、年齢の壁を越え、舞台共作を機に「一生の伴侶」という幸福な関係が生まれる一方で、ここ数年はハラスメントや性加害で告発される演出家も増えている。

「稽古場では演出家一人にあらゆる決定権が集中しがち。勘違いする人がいてもおかしくない」と前出の舞台関係者は指摘するが、年齢差婚の成立はハラスメントと紙一重。中年劇作家が年下女優と“吊り橋”を渡るには、今後ますます慎重さが求められることになりそうだ。